消化器の癌の中で一番やっかいなものの一つが膵臓癌です。いまだに早期発見が困難で、有効な治療法も余りなく、進行が早く、悪性度が高いからです。腰痛、腹痛、黄疸などの症状が出てからでは、ほとんど手遅れです。しかし、症状がないと見つかりません。だから、やっかいなのです。手術ができた場合、消化器外科の中で一番難しい手術です。最低でも5時間以上かかり、摘出できても吻合箇所が3カ所もあります。我々はその手術をPD(pancreatoduodenectomy)膵頭十二指腸切除術と言います。
お父さんを膵臓癌で亡くされ、ご自分も膵臓癌になるのではと心配され半年に一回の頻度で検査に来院される60代の男性の方がおられます。最後に検査を受けたのは今年の6月。結果は異常なしでした。1ヶ月前から腰痛が出現し、鍼灸や整体を受けられたけど痛みが取れないと来院されました。そして、検査をしてみてびっくりです。膵臓に3cmの癌ができており、血管をも浸潤しており手術できるかどうか微妙な状況です。御本人は納得できません。こうなるのが嫌だからずっとこれまで検査をしてきたのに何故見つからなかったのかと。毎月検査をしていれば、この状況は免れたかもしれませんが、現実的には非常に困難ですし、今となっては後の祭りです。これが膵臓癌なのです。現代医学の限界なのです。
とはいっても、その患者さんは納得されません。とにかく手術を希望されています。彼にとって手術不能=死を意味するからです。何とか手術ができればいいのですが、、、
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いつも、拝見させて頂いております。膵癌の早期発見の難しさが伝わってきます。呼吸器内科医のよっしぃと申します。
呼吸器分野でもCTにて1cm以下の結節影をどこまでフォローアップするか、胸膜肥厚のみの石綿肺をどのくらいの頻度でいつまでフォローするかには頭を悩ませております。
個人的な思いこみかも知れませんが、先生の書かれている内容をと私のブログで伝えたいこととがかなり重なってるような気がします。
リンクを貼りたいと思うのですが、問題ありそうでしたら連絡ください。宜しくお願い致します。
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