安保 徹さんの一般者向けの講演を聞いてきました。安保さんは新潟大学の国際感染医学の教授です。リンパ球の専門家です。
血液は主に血管の中を流れていますがただ流れているわけじゃありません。何かに制御されているはずです。ずばり、神経!白血球には大きくわけて、顆粒球、リンパ球、単球とあります。単球は、マクロファージに似ていて異物を貪食(どんしょく)します。単細胞生物(マクロファージ)の生き残りが多細胞生物(人間)の中に住み着いて太古の昔からと同じ方法で現代の人間の体を外敵から守ってくれていると思うと単球に何か懐かしい愛情を感じてしまいます。単球、顆粒球はアメーバ運動を行い、細菌や異物を細胞内に取り入れて殺し、消化する食作用を持ち、リンパ球は免疫抗体の産生、免疫機能の調節をあずかります。安保教授のおっしゃるには、顆粒球は交感神経支配、リンパ球は副交感神経支配なのだそうです(恥ずかしながら知りませんでした)。交感神経、副交感神経は自律神経といって意思とは無関係に内臓を支配しその働きを調節し、中枢は脊髄と脳幹にある植物性神経です。簡単に言うと、交感神経は戦闘状態のとき優位に働き、副交感神経はリラックスしたときに働き両者は拮抗的に働きます。心臓がバクバクするときは交感神経が働いています。ゆったりと落ち着いているときは副交感神経が働き、その時は胃腸運動が促進されます。従って、心身が本当にリラックスしているかどうか、無理して生きていないかどうか、楽しく生きているかどうかは血液検査をして白血球分類をすれば(3分位で結果がでます)、もし顆粒球が増えていれば緊張しており、リラックスしていればリンパ球が増えているんですぐにわかるそうです。
自我意識が入らない無意識レベルでの心身の頑張り具合、緊張度が血液を3ml採り、3分間待つだけでわかるなんてすごいと思いませんか!?
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