医療の現場で説明と同意が求められています。これから行う医療行為についてこれから治療をすることによるメリット、デメリット、しないことによるデメリット、メリット、代替治療の有無について詳しく説明し患者さんの同意を得て初めて治療行為が行えます。しかし、これはあくまで原則であり、実際はほとんどが説明もなくその医師の知識、経験、考え方の範囲での医療行為が行われています。それでは治療に偏りがおきますから最近は個々の頻繁にある病気に対しては、その治療のガイドラインがあり、標準的な(今、日本で最も一般的に行われているという意味で)治療の指針にそって多くの医師は治療をしています(そのはずです)。
しかし、大原則は、治療の選択権は患者さんにあるということです。患者さんが自分の病気にどう対面するか。例えば、胃癌になって治療を希望すれば、その患者さんにとって最良の方法を医師は行います(本来は)。しかし、患者さんが治療をしないという選択もあり、それに対して医師が意見をいう資格はありません。デメリット、メリットについて医学の専門知識をコメントするだけです。しかしながら、現状は治療をしないと大変なことになりますよ、死にますよといわば患者さんに脅しをかけて治療をする方向に導こうといている医師が多いと思います(私も以前はそうでした)。彼らは(自分もそうでしたが)、基本は仕事熱心で真面目なのです。命を助けるという使命感に燃えているのです。何とか、命を助けたいのです。しかし、患者さんは自分の意思で別の選択枝を選んでもいいのです(そのためには、患者さんはその病気について知識を持つ必要があります)。そのことで、その医師、病院と万が一きまずくなりそうならばまず、責任者、多くは病院長と会って自分の意見を聞いてもらい、それでも駄目ならば別の病院に行けばいいし、病院に行かないという方法ももちろんあります。病院は山ほどあります。自分の命は自分しか守れません。医師は命の身代わりはできません。患者さんが命を永らえる最良の方法、手段を提供するだけなのです。
患者さん、家族のかたが、治療に対して、その方法、手段が医師とじっくり相談しても自分達の意に添わなければNOとはっきり言っても全然構わないのです(勇気はいるでしょうが自分の命がかかっているのです。命がけで行動する必要があります)。
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