少し前までクローン技術を使ってお金持ちが自分の分身を創り、もしもの時にその臓器を使うという空想話(?)がありましたが、バイオテクノロジーの進歩でES細胞(万能細胞)をつかって、目的の臓器をつくる技術が開発中です。最近は皮膚の細胞からも同じようにできる可能性がでてきました。ES細胞はなかなか手に入りにくいですが、皮膚なら簡単に入手できます。そう遠くない将来、自分の皮膚の細胞からいろいろな臓器をつくることができるかもしれません。そうすれば、その臓器は異物ではなく、自己ですから免疫抑制剤は必要ありません。人間の欲望はきりがないですから、そんなに悪くないのに古くなったので新しいものに取り替えるという人もでてくるかもしれません。でも、どんなに頑張っても命は取り替えられません。どこで、自分に満足するか。貪欲でなく知足。生きることに執着せず、死を素直に受け入れる。人の命にどこまで、医療が、国家(法律)が踏み込むのかにかかってくると思います。生にばかり囚われず、絶対避けられない死についてもっと医療現場でも目を背けず正面から対応、再検討する必要があると痛感します。
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