最近、肝移植も医療保険が認可されましたが、1000万円近く費用がかかることもあります。心臓は1つしかないので脳死の人からしか移植できませんが、肝臓は再生能力が強く半分近くとっても又再生するので、日本の特殊事情から生体肝移植(健康な人の体にメスをいれて肝臓を部分的に取り出し、それを病気の患者さんに移植する)が日本では主に行われています(脳死の問題、生体移植の問題といろいろありますが、今回は触れません)。移植が今のように可能になったのは、免疫抑制剤が進歩した背景があります(この免疫抑制剤がまたすごく高いのです。サイクロスポリンで1C約5000円で1日10C位必要です)。本来、外敵から自分を守るため人にはすばらしい免疫機能が備わっています。移植された臓器は異物ですから、異物を排除しようと生体は拒否反応を起こします。その人にはその人特有の細胞が備わっています。すべて、60兆以上ある細胞に内臓するDNAは同じです(ロット番号は一緒です)。そこに、別の細胞(DNA)が入ってくれば当然、拒否反応を起こします。同じ番号で統一されたシステムに別の番号のパーツが入ってくるのですから。機械と同じように人に対して医学の進歩と称して部品交換をしてもいいのでしょうか。免疫抑制剤でその人の免疫システムを働かなくして(自己と他人を認識できないよう操作して)、別の臓器を無理矢理押し込んでいるようにも思います。確かに命は助かるかもしれませんが、その命はもはやその人固有の命とよべるのでしょうか?製造番号が一緒ではないのです。命を助けるためには何をしても許されるのか。そこでクローン、万能細胞の問題がでてきます。続きはまた来週。
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