渡辺淳一さんの本の題名にあったと思います。
全身麻酔はその機序が実はよくわかってないらしいんです。何故意識がなくなるのか?いろいろ学問的は説明はありますが、’何故’がわかってないらしいんです。でも、とにかく安全に麻酔がかかり醒めますから安心して下さい。最近、麻酔から醒めて左手がしびれるという患者さんがおられました。神経の麻痺なのですが、普段でも新郎さんがハネムーンパルシーといって朝目覚めると手がしびれていたということがあります。新婦さんを腕枕して寝るからそうなるんです。でもある程度時間がかからないと(神経に負荷がかからないと)麻痺は起こりません。一番身近な例は肘の打ち所が悪いとジーンと手先がしびれますがそのうち治りますね。それが、短時間の麻酔なのにしばらくの間麻痺がとれないのです。起きている時は自動的に体を守っている(自律神経系)機構があるが、寝ている時や、特に麻酔がかかっているときはその防御機構が働かないためより短時間で体に侵襲がかかると容易に反応してしまうのだと思いました。ますます、肉体の神秘さ、偉大さを感じています。
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