みんな、ほとんどすべての人ががんを恐れていると思います。まだまだ、現状では死と直結する病気ですから。しかし、感染症は異物により発症しますが、がんは自分の体の一部です。がん細胞はわれわれの60兆(1兆/Kg)ある細胞の1つが本来はアトポーシスといって自滅機能があるのにそれが壊れ、死なずにどんどん増殖していき、本来の正常細胞にも影響を与えてしまうのです。普通はその時、その細胞を撃退する機能が働くのですが、何らかの理由でその機能も働きません。丁度、自分の醜いところを嫌ってみないようにするように、私達の多くはがんを嫌って憎みます。しかし、どちらも自分自身です。がん細胞のなかにも、正常細胞と同じようにすべてのDNAが組み込まれています。その中の極一部が何らかの理由で傷ついたのです。普通はその時に自動修復機能が働きますが、それも働かなくなったのです。しかし、その場合でも、必ず何らかの救済機能があるはずと私は思っています。人間の遺伝子は全体の10%も使われていないそうですから。自分の醜さを認めて受け入れれば楽になれるように、がんに対しても、自分の一部だと受け入れて認めてあげれば何か変化が起こるかも知れません。普段は眠っている遺伝子のスイッチがオンになるかもしれません。
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