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< お産の思い出(1) | メイン | 産婦人科医という仕事 >
2006.10.02 14:20 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  かおかおはは  | 推薦数 : 4

やる気だけは、、、

やる気だけはあった、研修医時代の話。きっと馬鹿な研修医!笑われるであろう話。

 私が在籍した大学の医局は3人当直制。当時はオーベン、チューベン、一年目で構成されていました。当直というものは不思議でどういうわけか忙しい人、暇な人、大変なことが起きる人、平和な夜を迎えられる人、気がつくと分かれています。

オーベンは基本的に呼ばない、という時代でしたからオーベンにはあまりレッテルはないのですが、、あのチューベンと一緒だと忙しい、あの一年目と一緒だととんでもないことが起こる、よく誰と当直か、という組み合わせに関してはいろいろ言われるものでした。

一年目の私にはられたレッテルは“お前と一緒になるのは勘弁だー!!忙しすぎる!!”そう、私は呼び込む人だったのです。

ある当直の夜。翌日は長丁場の広汎子宮全的術が朝から入っていました。当直が続きその日2泊目となる大学当直。ナースステーションでコンピューターうちをしながらどうも体調が良くないので熱を測ること38度。頭痛もするし喉も痛い。明日のことを考えたらちょっと不安。鈎持ちの私が休むわけには、、薬を飲んでしのごうと思った私。

“そろそろ当直帯の時間だな。産科の状況を見て医局に帰ってご飯をたのまなきゃ。”

産科へ行くと同期の助産婦さんが

“当直?ひとりカイザー(帝王切開)になりそうだよー”

げっ!体調悪いのに、、早く持ち直さないと、、、、早々に医局に帰りご飯の手配をすべく他の当直の先生、、今日は誰かな、、、、げっ!当たりやのI先生だ!やっぱカイザーか、、、。とりあえずI先生とオーベンのH先生を探して、、

“I先生今日当直ですよね。夕飯何取りますか?”

“えーつ!お前が当直?やだよ。お前とやるとろくなことねーもん。”

先生だって当たるんでしょうがー、私だけではないぞ!

“はあ。すみません”

とにかく夕飯を早く食べて薬飲まなきゃ!

夕飯もなんとなくおいしくない。

“おいお前食欲ないじゃないか。いつも大食いのくせに。”

とH先生。

“ちょっと風邪気味みたいで。当直だし明日オペだし、今日もカイザー入りそうだし、何が効きますかね。”

“ダンリッチと何か抗生剤飲んどけ。”とH先生。

“すぐ効きますかね。”

“そんなに心配なら二倍飲んどけよ二倍!”とI先生。

“ふーんそんなもんですかね。”

ああなんと無知な研修医の私。次に私のとった行動は、、

ダンリッチ、セフゾン、ロキソニン2錠ずつ服用したのでした。

そして、、、夜はカイザーと別のお産。すごーく汗をかき熱は下がった感じでした。でも睡眠もあまり取れず朝を迎えたのでした。熱は下がったもののまだなんとなくだるい。朝ごはんだべて元気出そうっと!

思ったより食欲はあるし大丈夫かな。さてとまた薬飲んでおこうっと。

そうして迎えた広汎子宮全摘術。緊張のせいかまた汗が、、。H先生の手さばきを見ながら第一助手の先生に鈎はこっち!と指導されながら、、、

あれっ?何か変だ、、体がふわふわする、、、気持ち悪い、、

“先生、少し気分が、、、”

“ん?何だ!?手を下ろせ!”

“は、、い、、、”

瞬間目の前は真っ暗、その後どうも手術室の床にうつぶせたらしい。

“血圧測れ!”H先生の声がどっからか聞こえている、、でも声がでない、、、

“先生!血圧60です!”

あっ私元から低いの、、大丈夫、、、でも声がでない、、

“すぐ連れて行け!”その後は気がついたらベットの上。

どうもそのまま眠ってしまったらしい、、まだなんだか眠いけど、、

そこにH先生が入ってきました。

“おいお前大丈夫か!顔面蒼白状態でショックかと思ったぞ!生理か。”

“いえあのそうじゃないんですけど、、たぶん風邪気味で、、疲れたから、、”

そうまだ私はこの時点で自分が何でこうなったのか理解できていなかったのでした。(恥ずかしい、、、)

“薬飲まなかったのか!”

“いえ先生に言われた通りダンリッチとセフゾンとロキソニンを2錠づつ、、”

“何ー!!2錠づつだとー”

“はあ、I先生が心配なら2錠づつ飲めって、、、”

“ばかものー!!冗談に決まってるだろーがっ!!”

“?!、、、、”

そうですよねー私の体は横にはあるものの上背はチビ。欧米人でもあるまいし決められた以上に飲めば血圧も下がりますよね。何にも知らなかったお馬鹿な研修医の私。先輩医師の冗談を間に受け気ばっかり焦っていた情けなーい時代の

ほんとにほんとに情けないお恥ずかしい話でした。笑ってくださいね。もちろん今はよーく薬のお勉強もしています!!

 

 

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かおかおはは先生、こんばんは~。研修医時代、大変だったんですね。笑うどころか大事がなくてよかったなぁって思いました。今も昔も、研修医さんはお忙しくて医療事故と背中合わせの毎日なんでしょうね。私の娘も将来の夢がめまぐるしく変わりますが、時折医者になりたいと口にするので子を思う母としては、”昼も夜もなくなるから薬剤師にしたら”とアドバイス。愚かな母親をお許しください。
written by mizuho / 2006.10.06 20:03
初めまして。湯沢と申します。
いつも楽しくブログを拝見しております。
是非相互リンクをして頂きたくコメントさせていただきました。
勝手ながら当方のブログにはリンクを貼らせて頂きました。
湯沢勝信の医院経営最前線ブログ: http://yuzawacom.blog55.fc2.com/
お忙しいところ申し訳ありませんが
宜しくお願い致しますm(_ _;)m
written by 湯沢 / 2006.10.13 14:10

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