昨年から始まった武雄市の医師会(正確には武雄杵島地区医師会1班)と嬉野医療センターの医師たちとの交流新年会。昨年は嬉野で行ったため嬉野医療センターで働く多くの医師たちの参加がありましたが、はたして今年武雄で開催ということでどの程度の参加があるのかと思っていました。
なんと全科にわたる49名もの嬉野医療センターの医師たちの参加がありました。びっくりしましたし、嬉野医療センターの佐賀県南部医療圏、その中でも武雄地区に対する想いが感じられ感激しました。武雄開催にも関わらず嬉野医療センター勤務の医師のほぼ3分の2にあたる数の医師が参加してくれました。嬉野医療センターの医局会でもこんなに人数が集まることはないと古賀院長、河部副院長、岡統括診療部長は同じようにおっしゃっていました。
麻酔科の先生による嬉野医療センターの現状報告があり、急患患者受け入れ数、緊急手術数などは佐賀県内では佐賀大学病院、佐賀県立病院好生館とともに県内3大病院となっていることがよくわかりました。
また嬉野医療センターは病院の敷地内にドクターヘリ専用のヘリポートを整備します。残念ながら佐賀県自体はドクターヘリを所有していませんが、長崎県と福岡県のドクターヘリが必要時には飛んできて、その患者さんの医療に最適な病院へ搬送しています。できれば佐賀県独自でもドクターヘリを所有してほしいとは思っています。
また佐賀県が総務省の助成で整備していますICTによる医療情報連携システム(ピカピカリンク)においても佐賀県南部医療圏で唯一のサーバー設置医療機関で、もう間もなく嬉野医療センターでの運用が開始される模様です。そうなれば嬉野医療センターと地域医療機関、また患者さんにとってもメリットが出てくると思います。
そして嬉野医療センターのすばらしいところは急患だけでなく幅広い分野における専門医療の充実に対する意欲があることです。医師不足と言われる中でも少しずつでも医師(常勤医師75名ほど)およびパラメディカルのひとたちを増やしていっています。もちろんどんな持病を持っている、あるいは複合的な疾患における急患にも対応しようとする地域の中核病院としては幅広い分野の専門医師の獲得を目指すのは当然のことではあります。
また研修医、看護師、救命救急士の教育、養成をしている教育施設としても頑張っています。とくに救命救急士に関しては佐賀県では年間30数名のうち20数名は嬉野医療センターで養成しているそうです。なかなか手間と時間のかかることのようですが自分たちの時間を犠牲にしても社会のために頑張っておられます。
地域で医療を完結するためには幅広い専門医療が出来、急患対応ができる大きな中核病院があることはとても重要なことで、私たちの地域にこのような病院があることはとても幸運なことです。そしてさらに大事なことはこの病院の入り口では私たち医師や地域住民が適切に利用すること。またここから急性期を脱し退院する患者さんの出口(後方)もまた地域でしっかり整備することが求められます。この部分についてきちんと地域医療機関および介護施設も含めて話し合い、機能分担をしていくことが大事です。
昨夜の会合の熱気に感動して一気に書いてみましたが、もう昨日来ていた医師たちもすでに嬉野医療センターで動き出していることでしょう。さぁ、僕も今から診療です。
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