昨夜は佐賀県医師会成人病予防センターにて『佐賀県研修医合同オリエンテーション』が行われました。今年医学部を卒業し佐賀県内で研修医として働く予定の方々に対して行われるものです。佐賀大学を主体とした佐賀県臨床研修運営協議会と佐賀県医師会の共催で行いました。
驚くのは女性の多さです。半分あるいはそれ以上でしょうか。このことを見るにつけても女性医師の働く環境の整備は急いでもっと充実させなければいけないと感じます。妊娠・出産・子育ての間の医師としての労働環境および一時期医療現場を離れた後の復帰のための研修カリキュラムなどの整備など。また相対的に男性医師は減っているでしょうから、その方々への負担増にもならないように。社会資源としての医師をどのようにある程度自由意思を持たせても、かつ社会ニーズに合わせてバランスよく医師を配置できるか。
あ、話が最初から大幅にズレました。
プログラムとしては今回日本医師会常任理事になられた藤川先生から「医師会による事業説明」の話がありました。医師会は医師として研修を積む場を用意していること、医師として必要な情報を得ることもここでは十分にできること、そして医師が公益的な仕事をすることの重要性についてなど、わかりやすい、そして聴いているひとの心に医師の使命感が届くようなお話をされました。
その後、この日の特別講演は『医師の職業倫理とその実践』という題で森岡恭彦先生のお話がありました。森岡先生は医師の職業倫理の話では日本第一人者です。倫理の話ですので漠然とした、しかし心洗われるお話でした。そして倫理の倫はひとの輪。ひとの輪がうまくいかないということは倫理に反していることがあるのだろうと思わなければならないんだなぁと思いました。インフォームドコンセント。言うは易いが実行の難しさの思いを新たにしました。時にこのような崇高な話を聞くことは大切なことです。
崇高と言いましたが、しかしこれは何も特別なことではなくて、私たち医師は日常の診療が崇高なのです。そういう立場で仕事をさせていただいているということに想いを新たにする良い機会でした。研修医予定者とともに私たちにとっても素晴らしいオリエンテーションでした。
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