先日、武見先生とお話しした時の印象深い言葉です。
そして欧米先進国ではそのように理解されてきているそうです。
どの国も少子高齢化が進んでいます。そこで高齢者も労働力として期待される時代になってきました。高齢者が元気に働けるためには予防を含めた医療の充実はとても必要なことで、その分野にお金をかけることは消費ではなく投資だと欧米先進国は考えるようになってきたのです。
一方日本はどうか、というととても遅れている。
公的な赤字を問題にし、また社会保障費の拡大を消費と捉え抑えようとする。またたばこに関しては税収の減少を心配する。
また国境を越えた共通課題に対して国際的な場での政策能力も日本は遅れている。
しかしでは国内での社会保障政策は遅れているのかといえば、そうではなく、むしろ世界の中でもっとも優れた社会保障政策を行ってきた実績があります。母子保健に関して見ても、トップダウンとボトムアップの両方向で世界も感心する制度を作り実行されています。国民皆保険制度も日本国民にとっては当たり前のように思いますが、一から作ろうとすると大変なことですし、とてもありがたいことなのです。報道ではあまり取り扱われませんが今回の新型インフルエンザに関しても日本は死亡者が際立って少ないことが世界的に話題になっています。これは我が国の医療機関へのアクセスの良さと医療レベルの高さを示すものだと思います。
その実績をデータとして構築し、かつ国際的な場に置ける政策能力が備われば日本はこの分野の中心で国際的に貢献することが可能と思われます。
日本も国、地方自治体全体が『(予防も含めた)医療は消費ではなく投資である』という考え方に立って国内の医療政策を考えていくことは大事だろうと思います。
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