さて今日は、今年みなさんを困惑させたインフルエンザについて、特にワクチンについて書いてみようと思います。
まずは新型(豚)インフルエンザワクチン接種について。現在、佐賀県では高校3年生までは全員接種対象者になっています。中高生は必ず集団接種と思っている方が多いようですが、中1、2年生、高1、2年生は個別接種もOKで、そちらのほうが早いと思うので、かかりつけ医に予約して接種されてもいいのです。早く免疫をつけたいと思われている方はそのようになさってください。小学校高学年生も接種OKとなっていますが、こちらはすでに感染した人がほとんどで対象者はほとんどいません。
また中高生が1回接種ということになりワクチンの数に余裕が出てきたことから、来年早々には65歳以上の高齢者、そしてその後一般の方への接種(つまり制限なし)になると思います。そのうち確かなことは広報されるでしょう。そして世間一般的には国内産である間は打つという気持ちの方が多いようです。
また『今さら予防接種打つ必要があるの?』ということもあるでしょう。答えは『打ったほうが良い』です。というのは新型の場合は季節を問わずにしばらくだらだらと流行します。インフルエンザは終生免疫ではないので、しばらく(数か月)すると免疫がなくなると思われます。10月頃罹患したひとは来夏ごろには免疫がないと思います。12月に罹患したひとは来夏過ぎには免疫がなくなると思います。そんな感じで随時罹患した人も免疫がなくなるので、一度罹患したからといってもう罹患しないということはありません。季節性インフルエンザで見ても1年前に罹患してまた罹患した、ということはしばしばあるでしょ。そしてあれは季節性だから1年ぶりということになりますが、季節性でなければ数カ月ぶりに罹患するということはありえます。
では罹患した人も接種するのか?というと現在のところは『NO』です。そしてだらだらと流行するので罹患していないひとは接種時期がきたら接種するほうがいいでしょう、ということです。
また、それより心配しているのが季節性インフルエンザの流行です。まだ流行していませんが、今年は季節性インフルエンザの予防接種が例年に比べて十分にできていません。みなさんが接種したいと思った時期にワクチンがあまり流通しておらず、そして今現在はあるところにはある(かいぼー医院にも十分にあります)のですが、もうみなさん、ないと思っておられるようで接種希望の予約はとても少ない状況です。
報道では、新型に押されて季節性は流行しないのではないか???などと報道がなされていますが、そんなことはないと思います。むしろ新型と季節性が同時に市中にいることで、新型が季節性のように強い毒性を持ってしまうことが心配です。
行政も新型のことばかり気にするのではなく、季節性インフルエンザの予防についても周知させる必要があると思います。この冬は季節性のインフルエンザも大流行しないか心配しています。
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