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2009.09.04 08:20 |  生活 / くらし  |  Ressar  |  かいぼー  | 推薦数 : 0

前進

サガン鳥栖の島田選手のブログ。文末に毎回「前進」と書いてあるのが好きです。で、今日はRessarさんのメールをご紹介します。前回(8月21日)ご紹介したメールの2つ後に来たものです。なかなか精神的に立ち上がれなくて思い悩んでいたRessarさんが一筋の光明を見出した、そんな内容のメールです。「前進」そんな感じです。(以前のRessarさんとのメールはCategoryでRessarの項をクリックしてご覧ください。)

 

こんばんは。いろいろご心配かけるようなメールでごめんなさい・・・。。後で読み直して、馬鹿だなぁとつくづく自分の弱さを感じました。。人に頼ることが、人に甘えることが、知らずに生きてきたんです。。かいぼー先生に、つい本音を言ってしまいました。。それにお忙しい毎日にもかかわらず、優しい暖かいメールをありがとうございました。 少しずつ、どん底を見ては一筋の光りを見つけ、またどん底を見る・・・その繰り返しではありますが、人間というものは、そういうものであるのかも知れません。。
昨日は、祖父がお世話になった施設の夏祭りでした。相談員さんや祖父の担当だったケアワーカーさんからも誘われ、ぜひに・・・といわれていたのですが、その施設に今はもういなくなった祖父を想うと・・・一歩を踏み出せずにいました。。でも、わずか一年にも満たない特養での生活だったけれど、確かに祖父はあの施設で笑顔を築いていた。。それだけは、紛れもない事実でした。だから、つらいけれど、祖父がいないあの場所へもう一度行こうと決めたんです。。それで、心の整理が出来るなら、という想いも少しはありました。
でも・・・・何も心は変わらないままだった。いえ、、変わってはいけないんだと、気づきました。
相談員さんたち、職員さん方のご配慮で、特別に家族様席を特等で使わせてもらい・・・・
祖父の写真も持参して、いっしょに夏祭りを見物しました。
本当はすぐに帰るつもりでした。ここにいれば、想い出しそうで、想いが溢れそうで、自分がこれ以上壊れてしまいそうで、、怖かったから。。
でも、一度踏み入れたこの施設を、私は、なかなか出ることができませんでした。。
職員の皆さんが暖かく、それは以前と何も変わらないままの笑顔で、、迎えてくださったこと。。
去年の今頃は、祖父は笑って、一緒に夏祭りを楽しんでいました。手の不自由な私の食事介助に、「はよ、せんか」とせかしては、私をあせらせながら、それでも喜んでたこ焼きやカキ氷を食べてくれたこと。。私が唯一祖父に出来た介護は、、それくらいのことでした。。
祖父がいなくなってから、私の精神も、保っていた体力も、すべて・・・消えてしまった。。
もう、福祉の道には携われないと想いました。
自分の精神の限界を見て、これ以上自分は福祉という立場にいるべきではない、進むべきではないと想ってしまったんです。その想いは、この数日でどんどん膨らんでいきました。
初盆も終わり、情けないけど、馬鹿馬鹿しいけれど、自分の弱さを知りました。
でも、、違ったんです。。
昨日夏祭りに参加して、たくさんのお年寄りに出会ってしまったんです。盆踊りの音頭にあわせて手を動かし、嬉しそうに笑っているおばあちゃんたちの姿を見て、職員さんにたこ焼きやカキ氷を食べさせてもらって、笑顔なおじいちゃんたちの姿を見て、私の心に眠っていた、閉ざしてしまっていた、「もう一度、福祉の現場へ戻りたい。もう一度、高齢者福祉の現場へ・・・」その想いが、また溢れてきてしまったんです。。
それは、言葉に出来ないほど、力強く、揺れることもない想いでした。 祖父がくれた一筋の光りでした。
生きる希望さえ見失いそうだった今、また新たに、祖父のちからによって、そしてこの施設の職員さんや利用者さんの笑顔によって、私の今は、支えられて繋がれていきました。
お年寄りが大好きなんです。その想いが、萎えることは決してありませんでした。どんなに自分がどん底にいても、決してその想いだけはいつだって、色褪せることはなかった。。
祖父といろいろ語り合ったこの場所。
祖父の笑顔を見た場所。
祖父と関わりあった場所。
そこへ行くことを最後まで躊躇っていた自分が、妙に馬鹿らしくなりました。おじいちゃんに、「ほら(Ressar)、しっかりしろ」と叱られたような気がしました。
最後に、多くの入居者さんやご家族さんが来られている中、 施設長はじめとした相談員さん、関わってくださった看護師さんたち、そして介護士さん職員方に、
「また、遊びにきてください。(Ressar)さんなら大歓迎です」
「身体に気をつけてね」
(おじいちゃんの名前)さんや(Ressar)さん御家族さんに出逢えてよかったです。」
泣けてきました・・・・・私は、ひとりではないんだ・・・・ここでまた、笑顔を貰った・・・
おじいちゃんに心の中でそっと語りかけます。
・・・・・ 私、まだまだ弱虫だけど、もうちょっとだけ、もう一度だけ・・・・福祉、学んでもいいかな・・・・・と。。
おじいちゃんと過ごしたあの場所へ、、もう一度、戻りたいんだ・・・・。。
それが、素直な気持ちでした。
ボロボロだった精神と身体に、昨日は少しだけ枯れかけた花に水をやることが出来た。
でも、、もう少し泣いてもいいかな・・・・・強くなくて、いいですか・・・・。。
おじいちゃんが出会わせてくれたたくさんの物語。私、自分の人生すら投げ出そうとしていました。でも、もう一度、築いてみます。祖父と生きた時間を。この施設で祖父と職員さんが築き上げてきた時間を。
まだまだ前向きには生きれないけれど、後ろ向きな生き方にも、寄り添えるそんな自分で居続けたいと想います。。もうちょっとだけ、、泣いてもいいですか・・・?。。おじいちゃんのことをいっぱい想って。。心からっぽにして、ただ、おじいちゃんと生きた時間だけを思い出したい。。
福祉ってなんなんでしょう。人々の「幸福」ってなんなんでしょう。
福祉を目指す駆け出しの私には、まだ明確に、その答えを持ち合わせてはいません。きっと、これから相談員として現役である限り、そして福祉を目指す限り、、その答えなど、永遠に輪からないのかも知れません。。
大学入学の出願も、迫りつつ、
こんな精神のまま出願することが果たしていいのかどうか、迷っていた今。そんなときに、この夏祭り行事に参加しました。そしてたくさんの笑顔とであってしまったんです。
去年はあの中に祖父も確かにいた。いろんな想いが溢れ出てきます。。溢れる思考を止めることが出来ません。。
でも、もう一度、もう一度だけ。。出来るとこまで、行きたいと想いました。
前向きに生きることなど出来ません。しかし、そんな生き方でも、後ろ向きな人生にも向き合える、そんな生き方でも、それが自分だといえるように・・・それは恥でなく、そんな自分の生き方をいつか誇りとすることができるように・・・祖父母が導いてくれた全てのことに、今は恥じることのないように・・・
かいぼー先生が、想っているほど、私はそんなに優しい人間ではありません・・・冷酷な部分も持ち合わせています。。
人を本気で想うことなど・・・自分のことを犠牲にできるほど、本当に人は、その人のためだけに生きれるのかどうか・・・・。
でも、恩師の言葉をいつも心に留めています。「どうせどん底にいるのなら、もっとどん底を見なさい。そして自分のどん底を知り、他人のどん底を知りなさい。」自分のどん底、限界を知っている人は、他人のどん底の痛みを知ることが出来る・・・
少しでもそんな自分に近づけたら、、そんな想いでいっぱいです。。
かいぼー先生、ありがとうございました。先生からのメールで、元気が出ました。
まだまだ、精神は不安定だけれど、がんばっています。
今夜はゆっくり眠れるといいな・・・・・。。

Ressar

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かいぼー先生こんにちは。
ressarさんのメールは、いつも考えさせられます。
というか、大人である私が読んでも、対等な立場で読めるのですよね。自分の娘と同じくらいの年代の方が書いたと言うとただ驚かされます。
(といっても、親が思うよりずっと、子どもは、大人だったりもしますけどね。)

福祉ってなんなんでしょう。
これは、一人一人が出す答えで、正解なんかないと思うのですが、私が考えて出せる答えは

「その人が自分らしく、生涯過ごせるための手助け」
・・・では、ないかと思います。

その人の話を聞いてあげることかもしれないし、食事や日常生活の手助けをしてあげることかもしれないし、また、医療的な処置かもしれない。そして時には、安らかな最期を送れるようにしてあげることかもしれないし、また、家族に看取られることかもしれない。

そして、福祉とは、あくまで手助けではないでしょうか。正解なんかないけれど、それに近くなるように、手助けをしてあげる。

私よりも、彼女(ressarさん)のほうが、余程良くわかっていらっしゃるとは思うんですけどね。

実は私も、来週から高齢者のデイサービスの施設で仕事をします。そんなこともあって、生意気にもこんなことを書いてしまいました。

採用のときの面接で、お年寄りに対してあなたはどう思っていますか、ということを聞かれました。お年寄り好きなressarさんは十分、この道に携わる資格を持っていると思います。私も、これから仕事に行き詰ったら、ressarさんのメールを思い出そう、と思っています。

・・・

ps:島田選手のブログいいですよね。短い言葉に彼の思いがいっぱい詰まっているようで。


written by あずき / 2009.09.04 12:44
かいぼー先生、いつもお世話になっています。
あずきさん、コメントありがとうございます。

高齢者支援にはじめて関心を持ったのは、祖母が寝たきりになった7年前でした。
しかし、それ以前からお年寄りが大好きで大好きで・・・それは止められない想いとなっていました。
中学1年のまだ12歳だったとき、介護施設に介護員の研修を受けて、技術を取得し、入った世界。
そこで、たくさんの高齢者の方々と出会いました。

病気はいつも不安定でしんどい毎日ではありましたが、
それでも、関われたあの時期が私の唯一の(青春)であったと理解します。
まだまだ、祖父の死を受け止められたわけではありません。
でも、今目の前に居る、確かにいてくれる祖父母を前に、私はもう一度、もう一度だけ、福祉の道に携わっていきたいと想いました。。
福祉を目指す資格など、正直自分にはないと想います。。
あずきさんから、暖かいコメントを貰い、思わず涙が溢れ、抑えることができずにコメントしてしまいました。

本当にありがとうございました。
written by ressar / 2009.09.04 14:38
あずきさん。いつもコメントありがとうございます。みなさんが優しい気持ちでお仕事していただけたら医療、介護の現場は暖かくなります。こころのこもった社会づくり、みーんなで頑張っていきましょうね(*^_^*)
written by かいぼー / 2009.09.04 18:20
Ressarさん。ありがとうネ。毎日Ressarさんが何を感じて、考えて生きているのだろう、と思いながら僕は生活しています。今日はそんなRessarさんの言葉に触れることができました。それだけで今日は幸せな日でした(*^_^*)
written by かいぼー / 2009.09.04 18:22
こちらも、現役労働者がリタイアした人々を支えきれなくなりそうな状況のようです。 (老人大国という言葉は使いたくないなぁ)
4500万人の無保険者を抱えるここアメリカで、オバマ政権が医療保険制度の改革に乗り出しています。 保険料の伸びが賃金の伸びの3倍、12月に法案成立となるか否か。


昨年、観た映画の中で、感動度一番の「Young@heart」を紹介します。

http://www.foxsearchlight.com/youngatheart/

Bob Cilman指導のもと、New Englandに住むsenior citizens chorus groupのコンサートの映像です。


written by buzybee / 2009.09.05 03:32
buzybeeさん。いつも僕のブログを読んでいただいてありがとうございます。日本が世界に誇る国民皆保険制度。だれでもどこでも平等な医療が受けられる制度。日本人はこのありがたさがわかっていませんね。海外に住まれているひとはよくおわかりのことと思います。相互扶助の精神で国民みんなが幸せになる、この精神が最近急速に失われてきたと感じます。成果主義、財政主導による人間的破たん。金銭的に豊かでなくても精神が豊かでお互いが助け合う社会をつくる方向で考えることが大事だと思います。
written by かいぼー / 2009.09.05 08:17

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