本年度から始まった麻疹の13歳(中1)と18歳(高3)への無料予防接種。佐賀県は12月までの接種率は13歳が76%、18歳が80%ということです。目標は95%以上とのこと。
県内でこの目標を12月時点ですでにクリアしているのは、中1では白石町(99%)、みやき町、有田町(98%)、太良町(97%)、高3では白石町と太良町がほぼ95%だそうです。
3月いっぱいまでなので、まだ接種していない13歳と18歳のひとたちは必ず接種しに医療機関に行ってください。無料なのはこの時期だけですから。
ちょっと前に夕張医療センターの村上智彦医師の、「効果あるのに普及しない、予防医療に目をそらす行政、医療関係者、住民」という記事が佐賀新聞にありました。
彼は以前、北海道瀬棚町で働いていたときに、行政に働きかけ、高齢者対象に『肺炎球菌ワクチン』の接種費用への公費助成を全国で初めて実施させ、瀬棚町の医療費を減らした実績を持っています。
その後、このワクチンに対して公費助成を実施している市区町村は昨年12月現在で86。全国の市区町村の5%にも満たない数です。効果は実証されているのに、なぜ普及しないのか。
その質問に対し村上医師はこう答えています。
「前例のない施策に消極的な行政。薬に頼りがちな医療関係者。病気になったら医者がなんとかしてくれるとする住人。そんな意識はもう変えるべきだ。インフルエンザなどで薬を開発しても耐性ウィルスが現れる。そんなことを繰り返していて、本当に国民の健康を守っていると言えるのか。高齢化が急激に進んでいるからこそ、いかに病気の予防をするかを真剣に考えなければ。」
病気は知識があれば、そして予防対策をとれば、かなり防げるものなんです。そのためにはお金がかかることもありますが、結果的に多くの人が健康に過ごせ、かつ医療費もかからなくなります。そのようなことを医療関係者も訴えていき、また行政もきちんと耳を傾け、先立つお金のために躊躇せず、住民重視の施策を打っていくことは重要と思います。
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