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< 福田さんの背中を押したもの | メイン | 転機の自治体病院 >
2008.09.03 07:54 |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  かいぼー  | 推薦数 : 0

命の報告(第89話)

先天性難病で関西方面に在住の18歳の少女、Ressarさんのメールをご紹介します。昨年5月にこのブログに彼女がコメントをくれたことからメールでの交流が始まり、そしてこのブログで彼女のメールを紹介するのも89回目となりました。彼女はターミナル期ということで本人希望もあり在宅で過ごしています。彼女は現在メールを打つのも大変な状態です。でもたまにくれる返事のメールの文面にはいつも僕のほうが励まされ、勇気と優しさをもらいます。多くのみなさんにとってもそうだと思います。では今回もRessarさんのメールをご紹介します。

 

こんにちわ。
えらくご無沙汰しています・・・

ずっとメールいただいてたのに、、返信を、、と想いながら月日は去り、、今日になってしまったことを心から申し訳なく想います。

いつも心配してくださってありがとうございます。

最近進行も目立つようになり、昨日はある神経難病の再発で、支えがあればなんとかお座りが保てていたのですが、それすらも不安定になり。。

祖父も特養になんとか入所できましたが、わずか入所一週間で急変。急性胆嚢炎と横隔膜ヘルニアにて、緊急入院しました。オペも考えられたのですが、高齢であることからオペはおろか負担のかかる検査すらできない状態で。。絶対安静と絶食、薬剤投与にて、予定より早い10日ほどで特養へ帰れました。

また、お盆前から、急に父の具合もよくありません。。腸は元々弱く、すぐに下痢をする人だったのですが、胃は丈夫でした。それが、最近胃の膨満感を訴えるようになり、その後水溶性の下痢軟便へと変化し、とにかく胃の不快感を訴えています。痛みはないようで、食欲もまあまああります。

暑さのせいかな、、とも想うのですが、、
なにせ私自身が種々のがんを煩ってるので、、悪性だったらどうしよ、、と自分のこと以上に混乱しています。。

病院嫌いな父。そしてもしも、何か見つかったときに、入院とでもなったら・・・
私たちの生活を一番に考えています。

とにかく説得して、近所の病院が日曜日の午前中も診療してるので、今度の休みに連れて行こうと想います。

仕事が休めないから・・・
でも休日診療で、十分な検査はしてもらえないので・・・不安だらけ・・・

私は、自分のことは冷静に、時には恐ろしいくらい冷酷に受け止めることができますが、家族のことになると、、ダメなんです。。

家族を想うと人は強くなる。

でも、

家族を想えばこんなにも人は脆く、簡単に壊れてしまうんです。。

正直、不安で、心配で、、
お盆から、何だか落ち着きません。

それでも容赦なく時間は流れ、今週から3日ほどお盆休みだった父も仕事に出かけています。

夏風邪、、だったら、いいな・・・という想いと
もし悪性だったら・・・の想いが交錯して、悶々としています

毎日いろんなことがあります。
おじいちゃんやおばあちゃん、家族のこと。
一難去らずにまた一難。。

先生のブログを通して、私のことを知り、ずっと心配してくださったみなさまがいたのに、報告を何もせずにいたことを改めてお詫びします。

何度か救急で走り、一泊泊まったりと、あまり具合は良くはありませんが。。
まだ、生きています。

いろんなことを話したいはずなのに、
今はただ、毎日を生きることだけで精一杯。

今年11月にある試験も、、父のことで心配で何も手が着けられなくなり、、今年は見送ろうかな、、と想っていた時に、
「そんなんやればいい。ここまで来て辞めるなんて、今までがんばってきたのに全部水の泡やん。反対やで」と、母に言われ・・・
もう一度、チャレンジしてみようと想います。

もう試験まであまり時間がありません。
祖父母も応援してくれてるから・・・

そして、祖父が入所している特養の職員は、みなさんよくしてくれてるんです。祖父が緊急入院になったときも、わざわざ病院まで送ってくれて、そこで緊急度が高いため受け入れられないと言われれば転院先の病院まで送ってくれて、、ずっと母の隣で寄り添ってくれてました。

心細かった母の気持ちも、寄り添ってくれた看護師さんや相談員の方のおかげで、心強かったと母が涙ながらに語っていました。

職員の意識の高い場所で、祖父を預けられたことを心から感謝しています。

以前の老健でもよくしていただいたけど、でもふとした垣間に見てしまった、職員の態度。利用者をきつく叱ってた介護士。そして、料金請求のことしか頭にない相談員。

介護の現場で暗と明の部分を見てしまい、こんな場所に祖父を預けていていいのだろうか、、と想ってしまっていた矢先に特養からの空きがでたという知らせ。

特養のベッドが空くということは、利用者が亡くなる時か、急変ししばらく病院から戻ってこれない、、というような場合がほとんどです。

現に相談員の方は、立て続けに不幸があったんです、とおっしゃっておられました。

特養に入れたことは感謝しています。
でも・・・その陰で、消えていった命や悲しんだ家族がいた。

そのことをもっと、重く受け止めなければならないとも想っています。

私は、この特養と出会って、職員の意識の高さに学び、私もいつか、意識の高い、利用者のことを本気で考えられる場所で、働きたいと想うようになっていました。

目指すべき場所は、社会福祉士ですが、
今は目の前の住環境の資格をがんばります。。

またメールしますね。

 

 

Ressar

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最近コメントなかなか出来なくてごめんなさい。

Ressarさんの年齢を考えたら、生きたいという強い思いは当然なのかもしれません。きっとRessarさんは、たくさんの信頼できる人に囲まれているからなのでしょうね。

最近は、身体は健康なのに、心の元気がない子どもが増えています。Ressarさんのメールを読みながら、人間にとって大切なことが何であるかを、再確認しています。
written by azuki / 2008.09.03 17:57

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