日本は医師の偏在ではなく絶対数の不足だ、と医療界で言われ始めて久しいが、やっと政府も思い腰をあげました。しかし残念ながら日本人の高齢化に伴う医療費の自然増2200億円の削減路線を止めるという文言は明記されませんでした。全体が徹底削減路線だったので社会保障費も聖域ではない、という考えも理解できます。でも現場はもう限界を超えています。

経営を成り立たせるためには必要最低限の従業員数で、そして仕事の効率化をしようとして道を誤ると先日の整形外科のようなことが起こります。またそうでなくても現場はばたばたしていますから医療事故、医療ミスの起こる確率が増えます。医療の安全が脅かされているのです。

日本の医療の技術料はアメリカの2割程度です。これをさらに削減していこうとしているのですから、世界から見たらどれほど尋常でないことか。

毎年自然増を2200億円削減ということが続けられていますが、1年目は2200億円ですが、2年目は実質4400億円の、3年目は6600億円の削減になっているのです。

医師数(26万人から40万人)と医療費(GDP8%から10%)をOECD加盟国の平均くらいにすれば、国民にとっても安心した医療の提供体制がとれると思います。今でも費用対効果での医療の到達度は世界一なんですけど、満足度、安心度そして医療現場で働く人々の疲労度となるとどうでしょうか?

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