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2008.06.13 15:43 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  生活 / くらし  |  武雄ネタ  |  かいぼー  | 推薦数 : 0

地域の医療連携の形

昨夜は前武雄杵島地区医師会会長の太田先生の慰労会でした。

(写真がピンボケでした・・・汗。太田先生。どうもすみません。)長い医師会役員の経歴をふまえた味わい深いご挨拶でした。まさに地域医療に尽くしてこられたんですねぇ。ごくろうさまでした。

佐賀県南部医療圏の中核(第3次医療機関)である嬉野医療センター病院長古賀先生のお言葉。この地域の医療連携の中心としての医療機能を今後とも果たしていく意気込みをしっかりとお述べになりました。

佐賀県医師会長の沖田先生。日本医師会の理事もされています。この日は小城・多久地区医師会の総会でしたが、途中で退席され佐賀から武雄に来られました。武雄市民病院の件での問題点をお話になられました。

その他にも武雄地区の歯科医師会のみなさま、薬剤師会のみなさま、そして鹿島藤津地区医師会のみなさまも多数おみえでした。

歯科医師会の先生方からは「医師会ばっかいでせんで、おれたちもかてんね(仲間に入れんね)。」と嬉しいお言葉を次々にいただき、三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)で武雄市民病院問題は足並みを揃えて、いっしょに行動していくことをこれからは考えていくことになると思います。

また鹿島藤津地区医師会をはじめ、佐賀県医療審議会なども、広域医療圏的考察がまったくなされないままに民間移譲が進められている武雄市に対して、意見あるいは質問をしていくということでした。

非常に盛り上がっている中、在宅療養の患者さんから往診依頼がありました。

先ほどまでの喧騒の中とは別世界の患者さんのお家。でも安心した患者さんや家族の笑顔が見られるとき、医師としての充実感を感じます。午後11時ごろ帰宅し、0時過ぎに寝ました。

午前1時半すぎ、僕が診ていた患者さんが亡くなったとの連絡が。武雄市民病院から紹介され、末期がんで自宅にいらっしゃった方で、僕は一度だけ往診していた方でした。自宅で全く苦しまれることなく、眠ったままお亡くなりになったようです。この方のご家族は武雄市民病院が急変時に診てくれないことをとても心配されていましたが、患者さんご本人はご家族の心配をよそに、安楽にお亡くなりになられました。お見事でした。午前4時すぎに帰宅しました。

僕は明日をも知れぬ多くの患者さんが武雄市民病院がこうなったことで市中に放り出されたことは問題です。病気はまったなしです。今このときも不安に思って過ごされている市民がいるのです。市民にちゃんとした説明がないままこのような状況になってしまっている。みんなそれが不安で、不満です。ちゃんと恣意的なデータ解釈ではなく、正確な情報で市民に説明していただくことをお願いします。僕ら医師会との公開シンポジウムでもいいと思います。

同時に、今回、武雄市議会が市長の独断専行の方策を止める事ができなかったことは、周辺部の自治体や県その他各種団体からも驚きの声が漏れ聞こえてきます。武雄市は議会制民主主義が機能していないと言っているひともいます。5月30日に理解浅いままに賛成された議員さんがたは今一度しっかり市民のことをお考えになり、その決断を市民は賛同してくれているのか、あるいは内容をよく理解できていない市民もいるでしょうが、そのような方々のためにも、ちゃんと理にかなった、そして筋の通った結論だったのか、広域医療圏の中での役割もちゃんと担えるのか、それはどのような役割なのか、などをもう一度考えてみてください。

地域医療の連携の形は一朝一夕にできるものではなく、自然と長い時間を経て形成されるものなのです。少なくともこの武雄地区は非常にうまくいっていました。そのことを昨夜の太田前会長の慰労会の席上で三師会の先生方や周辺部の先生方と話をして深く感じたところです。

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