患者さんが 「先生。こいの使い方ば教えて。」とかばんから出した筒状の緑っぽい物体。
その胴体部分には、『呼吸機能回復訓練機 スーフル』 と書いてありました。
その方は以前肺がんになり肺の部分切除術を受けておられて、その時にスーフルで呼吸訓練をしたけど、もう何年も前の話で使い方を忘れた、とのこと。
「そいで何で今、使うと?」と聞いたら、「大学に行ったら、また肺がんて言われた。年数からいって転移じゃなくて、また別んとのできとうて。もう手術はいやばってん。するかせんかは話し合って決めてきんしゃいて言われたばってん、とりあえずこい(スーフル)もしとけ、て。』とおっしゃいました。
うーん。使い方は僕もわからん。ということで早速胴体部分に書いてある会社(本社の電話番号しか書いていなかったので)の佐賀支社を調べて電話しました。
「すみません。武雄のかいぼー医院からです。おたくの商品のスーフルのことですが。」
「スーフル・・・・ですか?」
「はい。スーフルです。呼吸機能回復訓練器の。」
「ちょっと待ってください。今からメモしますね。(呼吸機能回復訓練器 スーフル と書きながら)では担当のものからそちらに電話させますね。で、うちの商品なんですね。」
「はい。科・・・・あら!科薬て書いてあるぅ!!あっはっはすみません。すみません。」
製薬メーカーの科研に電話していました。
それにしてもわけのわからない電話にも気持ちのいい対応をしていただきまして、どうもありがとうございます。
その後ネットで調べて、使い方も説明できました。その方のは鼻栓が取れてなくなっていました。
鼻をつまんで息を吹くとぼぉぉぉぉぉぉと音が出ました。
呼吸が上手にできるようになればなるほど音が大きくなって、自分でも訓練効果がわかるという器械です。
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