20日の日に

NHKスペシャル『認知症 なぜ見過ごされるのか ~ 医療体制を問う』

を見たときから認知症について書かなきゃ、と思っていました。あの番組を見て、かかりつけ医としての自分は番組内での進行状況、内容に多少の違和感を感じながら見ていました。積極的に早期に認知症を発見することが重要なのか?

昨日、武雄地区医療連携看護研修会があり、テーマは『認知症患者の看護』で武雄市民病院のM総師長のお話しでした。Mさんのお話のほうがよっぽど納得がいきました。やっぱり僕はこの勉強会は好きです。今のところ看護師のための勉強会なので医師は僕ひとりで、独り占めしてごめんなさい(笑)。

かいぼー医院には僕が小さい頃から知っているおじさん(もう今はおじいさん)やおばさん(今はもうおばあさん)などが通院しています。そんな方も年齢を重ね、診療中にも、ちょっと認知症がありそう、と思うことはあります。でも本人の自覚がないのに、ちょっと認知のテストしましょうか、なんて言いにくいです。言われたら哀しいでしょう。

僕は、このひとは認知症だ、と確認することはなく、ただただお話しすることに努めています。

そんな僕の感覚にM総師長は同意してくれました。

人間は満足感を持って生きていたいと思います。できなくなったことを黙視して、残された機能を思い切り認めることで、充足した気持ちで生きていければ幸せだと思います。察知される事なく支えてあげることが重要なのだと昨日の研修会で納得しました。

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