『その地域に住む住民が車で30分圏内で二次医療レベルは完結できるようにする』ことがとりあえず現在の目標ではないかと考えています。

そして地方に行けばいくほどこの目標を達成することは難しくなると思います。

なぜなら医療環境に限りがあるからです。医師の数、医療従事者の数そして病院の数。

そんな中でそれぞれの病院での役割分担および連携が重要になります。

限られた資源の中で機能が重複することができるだけないように。

それらの観点から、武雄に心臓外科に特化した病院は必要ない理由を述べます。

心臓外科の病院として全国的評価の基準としてラインを引くとすると、年間100症例以上の手術件数がある、というのが目安としてあるそうです。

そしてそれを佐賀県内で満たしているのは佐賀大学病院と嬉野医療センターの2施設のみだそうです。県立病院は100症例に満たないそうです。

そしてこの地域(佐賀県南部医療圏)の人口からすれば、十分にこの地域に必要とされる心臓外科領域の医療は施していると思います。

このことが嬉野医療センターまで車で10~30分で行ける武雄に心臓外科に特化した病院が必要ない理由です。

また嬉野医療センターの医師たちは、今回の武雄市民病院を心臓外科に特化した機能も有する病院にするという発言には、これまで述べた理由により、ありえない、あるいは、そんなことがあってはいけない、と感じています。

広域医療圏で考えれば、嬉野医療センターで住民に対して補えていない機能を補完する形で何かに特化した病院にすることを考えることはいいと思います。そしてもちろん、できるだけ現在の高齢者医療も継続できる形で。

みんなで勉強して、研究して、知恵を絞らないと、ですね。

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