2007.06.25 08:16 |  診療  |  スポーツ  |  その他(医療関連)  |  かいぼー  | 推薦数 : 0

アンチ・ドーピング

7月末から8月にかけて、佐賀県では全国高校総体が開催されます。

それに合わせて、佐賀県医師会健康スポーツ医部会で

『日常診療とドーピングについて

       -ドーピング違反とならない薬物の使い方等ー』

について研修会が開かれました。

先日、川崎フロンターレの我那覇選手がビタミン剤の注射(通称ニンニク注射)をしてJリーグのドーピングで引っかかり、厳しい処分を受けたことは記憶に新しいところです。

ビタミン剤そのものがドーピング違反ということではなく、静脈注射をしたという投薬方法が違反だったのです。

使っていい薬物を見ますと、それほど心配しなくても投薬は普通にできる、という印象でした。

ただし、静脈であれ、筋肉であれ皮下であれ、注射はしないほうがいいですね。糖尿病でのインスリン注射もダメだそうです。

ドーピングの語源は、南アフリカ共和国の原住民がお祭りや他民族との抗争の前に強い酒(dop)を飲んで、士気を高めるために使用したことからだそうです。

医師が投薬する薬より問題になるのはサプリメントだそうです。サプリメントの種類は膨大なので、もはやコントロールするのは不可能。ということで、JADA(日本アンチ・ドーピング機構http://www.anti-doping.or.jp/)の認定マークがついている商品を使って下さい、とのことです。ポカリスエットやアクエリアスなどを見てもらうとJADAの認定証マークが確かについています。

また、アンチ・ドーピング機構は禁煙励行も奨めています。たばこ一本の急性影響として、気管支平滑筋の収縮による気道抵抗の上昇により、急性の呼吸困難が起こり、その回復には20分を要する。循環器に対しても酸素の運搬を妨害し、運動能力の低下、全身の筋運動にも影響する、などの説明がガイドブックに書いてあります。

全国から多くの方々が見える全国高校総体。佐賀県民あげておもてなしの精神でお迎えしたいものです。そしてその中で医師としての私たちも間違いのないように、ドーピングについて、この機会に勉強できて良かったです。

でも、このことは健康スポーツ医部会の医師だけでなくて、医師みんなが知っておかなければいけないことではないでしょうか。

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