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海で生まれた生命が地上にあがるためにしなければならなかったこと。それは体内に海の状態を保つことでした。
海で生まれた生命は海水の中で進化していきました。陸に上がるために肺呼吸になったり手足を作ったりしましたが、やはりもっとも大切なことは体内の細胞が海の中と同じ状態にあり続けることでした。
そこで腎臓の機能を発達させナトリウムを体内に保持することを可能にしました。0.9パーセントNaclは太古の海水の塩分濃度だと考えられています。
大昔のヒトは1日塩分摂取量は3グラム程度と言われています。それでも生きていけるくらいに地上に適応しました。腎臓でのRA(レニン・アンギオテンシン)系のシステムがそれです。
しかし現在はそれがアダとなり、塩分を摂り過ぎた場合、その塩分を適正濃度にするために体内に水分が溜まるしくみです。
すると閉鎖空間である体内(特に血管内)に水分が増え、血管にかかる圧力は上昇。つまり血圧が上がる、ということです。
多少の間違いや誇張はあると思いますが、患者さんにはそのように説明して、だから塩を採り過ぎるのはいけないよ、と言います。
※3月29日、30日のブログに書いた老犬ビルが今朝死にました。さよなら、ビル。
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