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たばこメーカー世界第3位のJTが第5位の英国のギャラハー・グループを買収した、というニュース。
禁煙の流れの中、たばこ産業以外で生き残りをかけるのかと思いきや、たばこ業界で生き残っていこうという動きをまだするのですね。
当院は禁煙外来をしています。おかげさまで毎月、数人の新患さんが来られ、わりと順調に禁煙治療ができています。
禁煙するにあたって、何を強調するかと言いますと、副流煙による害ですね。
喫煙者が吸っている主流煙より副流煙を吸わされる家族や周囲の人の方が2倍から4倍害のある煙を吸わされているという事実。
「このことを知って、それでも非喫煙者の周りで吸ったら犯罪ですね。」
ほとんどの方はこの言葉で禁煙されます。
中学校に出かけて防煙教室を行うこともあります。
中学生がたばこを吸わないようにする授業ですが、僕は「家族でみなさんがいるところでたばこを吸う人がいますか?」と手を挙げさせます。大抵半数くらいは手を挙げます。そこで、副流煙の話をして、「僕達にとって身体によくないから、僕達の前では吸わないで。」と言うように教えます。
なぜ、身体に悪いとわかっている、しかも、たばこのせいで医療費は増加することがわかっていても、国はたばこを売るのか?当然、そんな疑問は中学生にだってあります。
何と説明するのか?利権?
最近、とある国会議員の先生から聞きました。
「農林水産族の議員さんは強いんだよ。特にたばこ族。たばこ生産農家から強い支持を受けてますからね。たばこの値段をちょっと上げるだけでも大変なんだ。」
また、愛煙家の方がよく口にする言葉。「嗜好品なんだから個人の自由だろう。」
嗜好品だけど他人に害を与えることはダメでしょう。堂々と非喫煙者の顔めがけて吸ってはダメですよ。喫煙マナー(非喫煙者がいるところでは吸わない)を守りましょう。
教育基本法はすったもんだしながら可決されましたが、そこでの主題は個より公を重視ということでした。
だったら、たばこもその観点から見れば、当然、禁煙社会にすべきではないんですか?
たばこ族の方にはそこのところをしっかり考えていただきたいと思います。国民のことを考えた政治をしましょうね。
税収を期待するのなら、たばこ1本50円くらいにしましょう。そうすると喫煙者は劇的に減り、しかし税収は変わらないそうですから。
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