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最近、ようやっとマスコミもまともなことを言おうと動き出しましたネ。

昨日の『靖国に関する昭和天皇の発言』のニュースや、社会保障政策に対しても『医療費未払い問題』や『免責制度に慎重論』など。小泉首相の任期がもうすぐ終わるので、その後はまともな路線にもっていこうとする動きが見られます。

そして、本日の朝日新聞15面に

『これからの社会保障は』という題で、記者が千葉大学法経学部教授の広井良典さんにインタビューしていますが、その内容がすばらしいです。

 朝日新聞が読める方はぜひ読んでください。

私の頭の中に整理するためにまとめてみます。

限界に来た公共事業型

医療福祉重視に転換を

「医療福祉重点型」の社会保障が基本的な方向だろう。医療や福祉は市場経済に委ねると問題が多いので、できるだけ公的な保障を維持する必要がある。

(医療については)自己負担分を減らす。医療費に占める患者の自己負担割合は主要先進国の中で日本は最も高い部類だ。医療はいつ病気になって、どれだけ医療費がかかるのかを予測するのは不可能で、個人差も大きい。基本的なニーズにかかわる分野で、公平、平等が最も強く求められる領域。公的にしっかり保障するべきで、小泉政権の改革は反対の方向だ。

機会平等、人生前半こそ

教育充実し若者年金も

教育と社会保障を一体的に議論するべきだ。これからは教育が最大の社会保障になる。

成長神話捨て定常志向

「長生き料」負担し合う

経済は成熟化していって大きな成長はない。負担の問題は直視すべきだ。増税は避けて通れないということを認識したうえで対応する。長い目で見て、そのほうが累積赤字を招かない。

(消費税は)欧州なみの15%以上は避けられないだろう。増税の一方で、社会保障は医療福祉重点型にし、年金はスリム化する。

私は(経済成長率は)ゼロ成長でもいいと思っている。人口も減っていくわけだから、経済が拡大し続けることを前提にする必要はない。欧州はゼロ成長に近い。

結果としての経済成長はいいが、国が目標を掲げて政策を打っていく時代ではない。これからは大きな政府か小さな政府かという対立軸と並んで、限りない成長志向か定常志向かという対立軸も併せて考えていく必要がある。

(高齢者を支えていくには多くの費用が必要だが)みんなが長生きするようになったわけだから、お金がかかるのは当然。負担が増えていく印象だが「長生き料」だと思えばいい。「長生き料」をみんなで負担していると思えば、それほど悲観する必要はない。

理想論的な内容もかなり含まれていますが、でも、基本的には私は大賛成です。理想論より現実論が重視されてきた印象のある昨今。これからはこのような情緒ある理想を現実にできるような政策を期待します。

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