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まずは欧州系の製薬企業であるA社からの回答です。
かなりためになる内容なので、製薬会社への転職を希望される医師の方々は大いに参考にしてください。
今度は、医師を雇いそうな規模の製薬会社の人事部宛に、以下のような条件で問い合わせをし、製薬会社から見た「社員としての医師に求めるもの」を探ってみました。
20社くらいに問い合わせましたが、回答をいただけたのは3社のみでした。
匿名での問い合わせなので上出来と言えるでしょう。
ちなみに、転職エージェント各社への問い合わせは、質問後10日を過ぎた現在でも既に掲載した株式会社ファーマネットワーク様と株式会社リプレス様からしか御回答はいただいていません。
もちろん、僕のブログの記事になる前提で回答する義理はいずこの業者さんにも無いわけで、ある程度予想していた展開です(もっとも、「就職AGENT 2nd」(就職エージェント株式会社)様や、「転職エージェント@リクルートエージェント」(株式会社リクルートエージェント)様からは、それぞれ、「後 日」/「2営業日以内に」担当者様よりご連絡いただける旨のお返事はいただいていたのですが)。
コメントをいただきました。ちょっとびっくり。
日本製薬医学医師連合会については同会のWebサイトをご覧下さい。
要するに、医薬品関連企業に勤める医師の連合会ですね。
内容は本サイトが兼業に当たり、勤務先とのトラブルになりうるのではないかという親身なアドバイス。
確かに僕は管轄税務署に届出を出し、屋号も持っている個人事業主で、そのことを現在の会社に申し出てはいません(週1回の外来バイトについては入社時に許可をとっています)。
ただし、事業内容は「Webサイト運営、ライター」であって、ご指摘いただいたように「転職サイト」を展開しているわけではありません。
人材紹介業や人材派遣業は許認可事業です。僕はその資格を持っていません。
以前に、「医師が外資系製薬会社に転職する方法」という一連の記事で、医師が製薬会社に転職を果たすにあたっては、自分で製薬会社に直接コンタクトをとるよりも、間にエージェントを挟んだほうが色々な意味で有利である、という持論を述べました。
今回はその続編もしくは応用編とでも言うべき記事です。
エージェントを使うのはいいとして、では果たしてどの会社がよいのか、という具体論に踏み込んでみようと思います。
というのは、僕の経験からして、医師にとって転職が馴染みの薄いアクティビティである一方で、転職エージェント側としても医師いうのはクライアントとしては扱いにくい素材であろうと思われるからです。
医師を扱うことに慣れている「民間医局」と一括りにされる業者は、逆に製薬会社との丁々発止のやりとりにはけっして長けてはいないようです。
つまり、「製薬会社への医師の転職」を扱えるエージェントは、かなり限られていると考えられます。
しかしながら、求職者である医師の側に、その限られたエージェントを知る手立てはありません。
そこで、複数の転職エージェントにメールで質問をしてみることにしました。

くろやまちゅうまさんから2008年06月25日 00:18にいただいた追加コメントも踏まえて、論を先に進めることにしましょう。
まず、くろやまちゅうまさんが例として提示されたような、世界から招聘されるような高い専門性を持った医師、医療で全国展開する徳洲会のような医療法人の 設立を目標とする医師、医療後進国での専門的治療の浸透に努める医師や、米国で医師資格を取って臨床教授になった日本人医師は実際に存在するわけで、そう した人たちならば、目的合理的キャリア形成的なものにせよ、プランド・ハップンスタンス・セオリー(後述)的なものにせよ、自分のキャリア構築に関して何 がしかを語ることができるでしょう。
しかし彼らが、日本の専門医制度や認定医制度、そして学位を高く評価するでしょうか?
彼らのようになるために、日本の専門医の資格や認定医や学位を取得する必要があるでしょうか?
恐らく彼らの中には日本の専門医や認定医の資格、学位を有している人もいるでしょうが、それは果たして彼らのキャリア構築に必須のコンポーネントだったのでしょうか。
ぼくはそれに関しては大いに懐疑的です。
製薬会社に転職するのではなく、医師が医師のまま、「大学医局ではキャリアは築けない」のだろうか? という趣旨のコメントをくろやまちゅうまさんからいただきました。
これは、「医師がキャリアを築くということ (6)」から取り上げている、tarakogohanさんからのコメントに端を発するテーマと、盾の両面をなす疑問・ご意見だと思います。
結論から言えば、大学病院の医局に留まったまま、医師が自らのキャリアを構築することは可能でしょう。
ただし、その場合のキャリアの定義は、(少なくとも外資系の)製薬企業に転職した場合とは大きく違ってくるような気がします。
前記事に対してtarakogohanさんからいただいた追加コメントにお答えしつつこの項の続きを書くことにします(bonさんからのご質問にはまた別に項を立ててお答えします)。
確かに大学での研究はインパクトファクターが高い雑誌に採用されることに重きを置きがちなので、必然的に基礎医学的要素が強いものに偏りがちです(臨床研究でhigh IFの雑誌に掲載されるような論文を書くのは日本の実情では難しいからです)。
第10回だし放送時間は変則的だしでてっきり最終回かと思って気合入れて観てたら「最終章」なのね(笑)。うち新聞とってないんで。
石動はこの手の重いドラマは好きではなく、「長澤まさみ+上野樹里でドメスティック・バイオレンス+性同一性障害」というコンビネーションにあざとさを感じて食指が動かなかったのですが、妻に強要されて見るうちに段々ハマりました。
ドメスティック・バイオレンスも性同一性障害もよく描けてますな。
噂では性同一性障害に関しては針間克己先生が監修されているそうで。
結局、全11回+特別編(予定)ということなんで、次回が最終回なのかな。
今回は、少し遅くなりましたが、5月25日にtarakogohanさんからいただいていたコメント・ご質問に対する回答を兼ねて、医師のキャリア選択に関する愚論を述べたいと思います。
ある意味で、医師が自らのキャリアを選択する際の材料となる因子が、tarakogohanさんのコメントに集約されています。
まずは「医師としてのやりがい」ですが、製薬会社に転職するということはすなわち患者さんに直接触れる機会が無くなることを意味します。
もちろん、製薬に携わることで、理論的には多くの患者さんの予後や転帰、QOLを改善することに貢献できうるわけですが、自分が開発に関わった薬で良くなった患者さんの顔は見ることはできないわけで、臨床志向の強い医師にとっては物足りなく感じられるかもしれません。
また、敢えて正直なところを申し上げれば、僕個人は、製薬会社で働いていることで患者さんに貢献できていると感じたことがほとんどありません。
開発品目の数が多く、そのうち「モノになる」のはごく少数でしかないことがその理由の一つです。医薬品の開発には時間がかかり、ある薬物の第1相試験が始 まってから申請・承認・市販にこぎつけるまでに数年の時間がかかることも「手応えの曖昧さ」の一端を担っているかもしれません。