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SAD(single ascending dose)試験、すなわち単回投与試験にはいくつかの目的があります。
まずは、試験を行う薬物候補物質の、人間における安全用量域を絞り込むことです。
動物を用いた毒性試験の結果を元に、ヒトに投与可能な候補用量を算出することが出来ますが、種差などの問題もあり、やはり人間を用いなければ人間に投与する用量は決められません。
抗癌剤などの一部の特殊な領域を例外として、SAD試験では健康な成人(日本では通常男性)8名程度に、まずは想定される安全域の下限の用量の物質を単回――1回だけ投与します。