なんだかまだなじみのない言葉ですが現在セパ両リーグで「CS」が進行中で、それからすぐに日本シリーズです。で、めでたく優勝チームが決まったら、プロ野球の話題は、他人の懐への興味(契約更改)と新人の品定め(ドラフト)に移るはず。そして年内はFAやトレード、年が変われば合同自主トレとキャンプ……
ちょっと待った。そうやって毎年毎年恒例の話題変遷ですが、スポーツジャーナリストの皆さん、常に言いっぱなしで「はい次はい次」とは無責任ではありませんか? たとえばシーズン前の「順位予想」。誰が何を言ったか、皆さん、覚えています? 素人が根拠無しに適当に言ったのではなくて、プロがキャンプ地などを巡り戦力分析を行った上でセリーグ・パリーグの順位予想を行っていたはずですよね。つまり「プロの診断」。ならば、今がその「成績評価」をするべきシーズンでしょう。1位〜6位までをきちんと当てたプロの評論家は誰か、大きく外したのは誰か、そしてそれを10年くらい集積したらその「成績」はどうなるのか。これをやったからと言って「それがどうした」かもしれませんが、一ファンとしては「プロ野球の順位(優勝)予想」も、ただの口先だけのでまかせ合戦ではなくてそれなりの「真剣勝負」を見たいのです。少なくともそれで飯を食っている人は、それなりの「実力」を持った人がそろっていて欲しい。もちろん「おれは戦力分析なんかできないから、エンターテインメントに徹する」という人も必要ですけどね。
そうそう、ドラフトの時にも、どの新人もまるで即戦力であるかのような扱いですが、実際に1軍で活躍できるのは数人に一人、レギュラーに定着できるのは十人に一人以下ですよね。こちらも口先だけではなくて、「プロ」としての誇りをかけた真っ当で真剣な評価を聞きたいなあ。
固定リンク
|
コメント (0)
|
トラックバック (0)
TVで料理番組を見ていたら、鍋の中の白っぽいソースに何やら黒いものを加えて泡立て器でぐるぐるかき混ぜ始めました。画面には鍋の中が大写しになっていて、泡立て器をアップで追いかけてくれます。目が回って気持ち悪くなってきました。鍋の中をアップで写す必要があるとしても、回転する泡立て器を追いかける必要があるのですか?
スポーツ番組を見ていたら、ゴルフでも野球でもやたらと「球の大写し」をやってくれます。
ゴルフだったら画面の真ん中にゴルフボールがあって、選手がドライバーですこーんと打ったらカメラがそのボールをアップで追いかけます。下手すると球筋とかコースの全体像が全然わかりません。
野球だったら、スロー再生のところで、ピッチャーがボールを握った手のアップで始まり投球動作からミットに収まる(あるいは打たれる)までずっとアップで写そうとします。球は画面の真ん中ですが、腕は下がったり上がったりしてびゅんと放るのですから回りの光景が揺れて揺れて、船酔いをしそうです。球の握りがわかるという利点はありますが、もうちょっとピッチャーとキャッチャーとバッターの駆け引きを楽しませてくれませんか? 無いものねだりになるかもしれませんが、できることなら、野球場にいる時と同じように、野手の守備陣形や球筋によるその変更なんかも見せて欲しいものです。
もちろん激しく動く泡立て器や球をずっとレンズが画面中央に捉えてしかもピントを合わせ続けているのは、プロのカメラマンとしては凄いことをやっているのでしょう。
だけど一視聴者としては、泡立て器や球のアップを見つめたくてTVを見ているわけではないのです。まあ、そんな人もいるのでしょうが、私は「料理」や「スポーツ」を見たいのです。カメラマンの腕自慢は要りません。
固定リンク
|
コメント (0)
|
トラックバック (0)
ある日の試合のスターティングラインアップでは、讀賣ジャイアンツの2番から6番までがずらりと他のチームからの移籍(トレードやFAでの獲得)選手でした。そのほとんどが他のチームでクリーンナップを打っていた強打者です。試合終盤には他のチームから獲得したリリーフエースが登場。おやおや、生え抜きの選手はどこ?
私が東京都民だったら、こんなよそからの選手ばかりのチームに地元民としての愛着は感じられないぞ、と思うところです。幸いにも私は東京都民でもジャイアンツファンでもないので、そこのところは平気なのですが。(ニューヨーク・ヤンキースも他のチームからの豪華ラインナップで有名ですが、マントルやマンソン(はちょっと古すぎるか)、最近ならジーターとか、生え抜き選手をきっちり育成してそれを軸にまとまる姿勢は見せています。まとまらないこともありますけれどね)
で、ごくありきたりの感想を持ってしまいそうになります。「金持ち球団が、まったく、金にあかして……」と。
ただ、そこでいつもの悪いクセが出ます。自省してこう思ってしまうのです。上の「……」の感想は、もしかしたら「医者は金持ちで悪いことばかりしている。だからやっつけて良いんだ」と同じ種類の感想になってはいないか、と。
現象の表面だけ見て「金持ち」などのレッテルを貼って、そして悪口を言う。その構造は確かに共通です。(虎の威を借るタイプの選手は「俺様はジャイアンツの選手だぞ。うふふ」かもしれませんが)ジャイアンツのまっとうな選手はそんなレッテルに対しては「自分たちが何者であるか、だけではなくて、自分たちのプレーを見てくれ」と言いたいでしょう。そして医者の方は「職業名だけ、あるいは一部の医者の姿だけに注目して決めつけるのではなくて、自分たちが実際にどんなことをしているのか、見てくれ」と言いたいことでしょう。違います?
固定リンク
|
コメント (2)
|
トラックバック (0)
医学部で「自分は医学生になったのだなあ」と実感したのは、解剖の授業が始まった時でした。もうこれで以前の無垢な時代には戻れないのだ、という宣告をされたような……ちょっと違うかな。
もちろん最初から実習室に連れ込まれるわけではなくて、はじめはみっちりと座学です。分厚い教科書(百科事典三冊分)をめくってみたら、まあ何と言いますか、期待通りの図が並んでいます。で、その説明が、日本語・ラテン語・英語・ドイツ語。私は英語はもちろん日本語もアヤシイ人間ですのに、急に4ヶ国語に精通しなければならなくなってしまいました。もちろん文章ではなくて単語レベルで覚えればいいのですが、何はともあれ「ひえ〜」です。
たとえば「胃袋」。英語だともちろんstomach(ただし「胃の」だとgastric)、ドイツ語だとder Magen ですがさてラテン語は ventriculus だったかな……ははは(弱々しい笑い)、忘れました。
英国紳士は学生時代に古典教養としてラテン語をたたき込まれるそうですが、彼ら(の中の劣等生グループ)に私は共感します。大いに共感しますとも。
参考までに、解剖学用語のサイトです。「船戸和弥のページ(解剖学用語)」
http://web.sc.itc.keio.ac.jp/~funatoka/anatomy/anatomy.html
でも……ラテン語が現役だった古代ローマではそのことばはそれほど「格調高い」ものとは見なされていなかったはずです。当時の風潮では「野蛮なローマ」が常識で、「文化的なギリシア」がその対極として置かれていました。つまり、ローマ帝国の文化の中心は実はギリシアで、ギリシア語が使えることが教養の証だったのです。ですから帝国貴族の子弟もギリシアに留学することが“インテリの証明”になっていました。(この文化的イメージは、ローマ帝国が東西に分裂した後も保存されます)
なんだか「洋行帰り」が幅をきかせた(今でも幅をきかせている)どこぞの国を思い出します。そういえばその国は、江戸時代には京都の方が文化の「格」が上で、江戸から京に向かうのは「都に上る」であり、京から江戸にものを運んだら「下りもの」でしたね。「武」と「文」を同じ国の中で分けて置くのは、けっこう古典的だが一般的な手法なのかもしれません。目的は何でしょう? 国の「健康(平衡)」を保つため? もしそうだったら「一極集中」は国が病んでいる証拠ですが……
ともかく、ラテン語に対して、格調高いとか化石とかのイメージを持つと、当の古代ローマ人は目を白黒させるでしょう。むしろ「ラテンミュージックのノリ」とか「ラテンの熱い血」のイメージの方が彼らの好みに合っているかもしれません。(私が「ラテン」でまず思い出すのは、エディ・ゲレロです。惜しいことに最近死んでしまいましたが、すばらしいプロレスの選手でした)
固定リンク
|
コメント (1)
|
トラックバック (0)
私はそれほど熱心な野球ファンではないので、野球場には数年に1回足を運ぶ程度です。今年は夏に1回だけ(たぶん3年ぶりに)ナイターを観に行きました(家内と二人で、あるいは息子と二人で、ということは今までありましたが、一家4人全員で行ったのは実は初めてです)。
外野席だったので外野手のお尻を見ることになりましたが、彼らがお互いに連携しながら一球ごとにポジションを微妙に変えているのが興味深く思えました。さらに、阪神タイガースのセンター赤星選手が、打者が変わるたびに右の尻ポケットに手を突っこんでもぞもぞやっているのが気になりました。何やっているんだろうと思って観察していたら、時々何か粉のようなものを払うしぐさをしています。なるほど、ロージンバッグを入れてるのでしょう。捕球したボールを返球する時に滑らないよう、あらかじめ滑り止めの粉を指にまぶしているんだな。
両チームの他の外野手でそんな行動をしている人はいませんでしたが、指が滑って本来ならアウトにできた走者が進塁してしまう、なんてことを予防するために、彼なりの工夫をしている、ということなのでしょう。もしかしたらなにか痛い目にあってそれを教訓としているのかもしれませんが。(後日TVで見た雨の試合で、他のチームでやはりロージンを尻ポケットに入れてもぞもぞやっている外野手がいるのを見つけました。バックネットからのカメラでちょうどセンターが写っていたのです。なるほど、ロージンはピッチャーだけの商売道具じゃなかったんですね)
私は感心しました。同時に、自分は病院でちゃんと基本を見つめてプロとしてできる予防はきちんとしているだろうか、と野球場で考えてしまいました。
……まったく、何をしに行ったのやら。
固定リンク
|
コメント (0)
|
トラックバック (0)
そもそも「簡易検査」をした段階で発表したのはなぜか、相撲協会の対応が私は疑問でした。簡易検査は要するにスクリーニングです。まず広く引っかけてそこで精密検査をするわけですから、マスコミに発表するのならその精密検査で「間違いなく大麻が陽性」となってからでしょう。
……というか、「簡易検査で陰性ならこうする、陽性ならこうする」という対応をあらかじめ考えずに検査を始めて「陽性」が出て困ってしまってとりあえず発表したということですか? そんな行き当たりばったりのやり口で、力士に重大な結果をもたらす検査をもてあそんで欲しくありません。医療だったら「とりあえず麻酔はかけたけど、ここからどうしよう(どこの手術をしようか)」と途方に暮れている医者、といった図です。あるいはまな板に肉を載せて包丁を入れてから「夕食の献立、何にしよう。あ、お米をまだといでなかった」と考え始めている人、かな。
私だったら「もし陽性なら検体に番号をつけたままで(匿名で)精密検査に送る」と手順を決めておきますけどね。もちろん、精密検査がどこでできてその受付手順がどうなっていてコストと日数がどうか、も確認をしておきます(おそらく人の話を鵜呑みにしただけできちんと相手先の確認をしてなかったから精密検査の開始が遅れたのでしょうし、最初の説明では「2日で結果が出る」が「4日」に変わったのでしょう)。
さらに言うなら、国内がもし無理だったら海外ではどうか、もあらかじめ知っておいた方がベターでしょうが、こんなお粗末な対応ぶりから想像すると、そこまで考えておくことを求めるのは、ヘボ将棋の指し手に「王手飛車をかけられてから考え込むのではなくて、自分が指す前に3手先まで読んだほうが……」と求めるのと同じかな。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080904-OYT1T00578.htm
>> 北の湖理事長は、「(対応は)検査結果を見てから。どんどん調べて欲しい」と語った。
うわぁ、これまた結果を見てから対応を考えるんですか。今回ももうちょっと先々(せめて3手先まで)を考えておいた方が、良いんじゃないですか?(余計なお世話ですけれどね)
固定リンク
|
コメント (2)
|
トラックバック (0)