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 「砂糖と果物」を投稿してから書き残したことがあるのに気づきました。
 私が人生で初めてグレープフルーツを食べた頃には、砂糖をかけて食べるのが常識でしたが、それとたしか「グレープフルーツ専用スプーン」というものも使った記憶があります。両脇がぎざぎざで果肉を薄皮から分離するのがとてもやりやすいものでした……って、過去形で書いてはいけませんね。今でも売っているようですから。
 ちなみに「イチゴ専用スプーン」というのもあって、こちらは先割れでスプーンの底が逆に窪んでいてイチゴを潰しやすいようになっていました。なんで潰すかと言ったら、コンデンスミルク(あるいは砂糖+ミルク)とイチゴ果汁が良く混ざるように、です。手動イチゴミルク製造器、と言ったところかな。
 イチゴに使う砂糖はミルクに溶けやすい上白糖でよかったのですが、グレープフルーツにかける砂糖は、上白糖よりはグラニュー糖の方が“高級”とされていました。理由はよくわかりませんが、カットされたグレープフルーツの上に砂糖がこんもり盛られたとき、きれいに見えるからかもしれません(もしかしたら私の身近での“ローカルルール”だったのかもしれませんが)。
 1970年代前半だったかな、「コーヒーシュガー」というのも流行りましたね。結局あれの“意味”はなんだったんだろう?  コーヒーとのカラーコーディネート?

 そういえば「糖」については以前「○糖」でも書いていました。

 

 砂糖が「薬物」として用いられる文化もあります。アラブ薬膳書には砂糖(スッカル)の効能が「内臓の痛みを和らげる、特に腎臓や膀胱の痛みに効き目がある」とされているのだそうです。ただし副作用として「のどがかわき、黄胆汁が増加する」とあるのが笑えます。(*1)
 おまけで砂糖トリビアを。「砂糖には賞味期限がない」「日本では、砂糖に関する公的な品質規格が存在しない(例外は医薬品としての砂糖)」だそうです(*2)。

*1)『砂糖のイスラーム生活史』佐藤次高 著、 岩波書店、2008年、3200円(税別)
*2)『砂糖入門』斉藤祥治・内田豊・佐野寿和(精糖工業会) 著、日本食糧新聞社、2010年、1200円(税別)


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