「大雪で停車の特急乗客に賞味期限切れ非常食配る 大阪行きサンダーバード 福井」(MSN産経)
で、この記事でなにが「問題」にされているのか、どなたかご教示くださいません?
配られたのは(朝日新聞によると)カロリーメイトです。ふつうの状態で保存されていたら賞味期限は1年間。で、1年と1週間前のカロリーメイトを食べたら、どんな健康被害が起きるのでしょう? もちろん、そのカロリーメイトを食った人が、もしも腹痛・嘔吐・下痢などに次々見舞われた、というのだったら、それは大問題。だけどそれは賞味期限内であっても大問題にするべきことです。
ちなみに「賞味期限」は、wikipediaでは「製造者が安全性や味・風味等の全ての品質が維持されると保証する期限」と定義されています。そして、落ちるのはまず風味、それから味、それから安全性の順番でしょう。当然そのすべてを保証する期限の決定には“安全係数”がかかっている、と私は判断しています。それがどのくらいかはメーカーごとに差があるでしょうが、1%や2%ではないはず(だから「1年の賞味期限の加工食品」の賞味期限切れが1週間なら(保管状況にもよりますが)まず安全、と私は判断します)。私は「消費期限」は重視しますが、「賞味期限」は一応の目安にしかしません。
もちろん私も「賞味期限切れ」を“奨励”するつもりはありません。たしかにJR西のチョンボ、とは言えます。備品の在庫管理(と在庫の更新)がきちんとできていなかった、ということがばれてしまったわけですから。だけど、JR西日本をかばう気はありませんが(というか、あまり好感を持っている企業ではありませんが)、私だったらこのカロリーメイト、平気で食いますよ。「1日過ぎていても絶対ダメ」と主張して配布の受け取りを拒否する人は、その分を私にください。それと、そんな場合に鉄道員は、非常食品の賞味期限を配布前に一々ダブルチェック、なんてことをしている暇があったら、列車の復旧や情報収集や安全な避難場所の確保などの方に注力してください。
なお、カロリーメイトは先ほど書いたように賞味期限は1年ですが、「カロリーメイト ロングライフ」という非常食用のものがあって、それは賞味期限が3年です。で、これをまた配ったときに賞味期限がもし1週間切れていたら、またマスコミは大騒ぎするんですよねえ。だけど、この問題に限定したとしても、「賞味期限が一週間切れた」を問題にし「雪が降ったらダイヤが乱れる」のを当然視するのではなくて、「それをナントカできないか」を考えるほうに「知性」を使った方が良いんじゃないかなあ。
……もしかして「知性」にも「賞味期限」があります?
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