昔は車を買うとまず「慣らし運転」をするものでした。私は30年くらい前には「走行距離百キロごとに、エンジン回転数を少しずつあげていく」という面倒くさいやり方を教わりましたが、結局「急発進・急ブレーキをしない。最初の半月は高速道路に乗らない。最初のオイル交換は早めに」程度のいい加減なやり方で済ませてしまいました。
最近は車の工作精度が上がったせいで、慣らし運転はあまりしなくて良くなったそうですがそれでも「買うなりエンジン全開」はしない方が良いのは同じことでしょう。エンジンや車体のパーツの細かいアタリがとれてスムーズに動くようになる、と私は考えています。
スピーカーでは慣らし運転とは言わずに「エージング」と言うそうです。でも、意味は同じですよね。少しずつ慣らして(鳴らして)いくと音が良くなっていくのだそうです。スピーカーの可動部が少しずつしなやかになり、各部品の連携がうまく取れるようになるのでしょう。
これがワインだとなぜか表記が「エイジング」になるようです。意味は「熟成」。ただ、樽と瓶とでエイジングが同等に起きるのかは、私にはわかりません。
で、これが人間だと「エイジング」よりも「アンチ・エイジング」の方がもてはやされます。不思議です。せっかく時間をかけて熟成させたのに、未熟な状態に若返らせちゃうの?
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