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「スメア」にはいろんな意味がありますが、今日の「スメア」は「血液塗抹標本」です。
学生時代に私は何回も実習でこの標本を作製しました。要するにスライドグラスに血液を薄く塗りたくって顕微鏡で見るための標本作りです。ところがこれがけっこう指先の器用さと精神の安定を要求する作業なんです。
具体的な手順は「血液塗抹標本作成」(秋田大学医学部臨床検査医学)
このサイトには「引きガラスの角度」が重要とありますが、私の経験では引くときのガラスの速度もけっこう重要でした。早すぎても遅すぎても狙った厚みになりません。二枚の小さなガラス板を一定の角度を保ってすーっとまっすぐ引く、これはなかなか集中力が必要です。下手な精神修養をするよりも、スメアを百枚引く方が効くかもしれません。
なおこのスメアを引く目的は、赤血球の形を観察したり、白血球を種類別にカウントすることです。今は全自動の機械である程度のデータは出てきますが、それでも赤血球の形態異常を疑う場合には手でスメアを引いた方がいいのですが……さて、私の手はちゃんと引きガラスの動かし方を覚えているかしら?
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