外来で「○○さん」と呼び込んだら、違う人(同姓の人やよく似た苗字(たとえば「かとう」と「さとう」)の人)が診察室に入ってくる、はよくある話です。フルネームで呼んでも違う人が返事する、もまたよくある話です。入院患者には名前を印字したリストバンドをつけてもらって誤認防止策とする病院もありますが、これまた、人を間違えるときに限ってリストバンドの確認を忘れるんですよね。
私は、高校のとき、体育での一学期の通知表の成績がどうも納得いかなかったので教師に確認に行ったことがあります。すると同姓のもう一人の「おかだ」と勘違いされていたのでした。で、1学期の通知表は「2」だったのが2学期には突然「4」になってました。同じことをやっているのに成績はなんと倍増です。ただ1学期の成績の訂正はありませんでしたが。
ほとんど毎日顔をつきあわせていても、こうやって「誤認」はあるわけで、だから「顔パス」はダメです。名前を呼ぶのも、同姓同名や聞き間違いや勘違いや思いこみがあって、誤認は常にあり得ます。
だったらどうしたらいいのでしょう。指紋認証でも取り入れます? 診察室に入ったらまず「○○さんですね、指でここを押さえて下さい」と個人認証をする……指紋という個人データを病院が持って良いのか、という議論が起きそうですね。患者は犯罪者ではないのですから。さてさて、どうしたものか。
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「抜けはじめてわかる、かみは長〜い友達」というコマーシャルは、何年前でしたっけ? 「髪」という漢字をデザイン的に上手に生かしたアイデアでした。おかげで私は今でも「髪」という文字を書くときそのことばを唱えてしまいます。
同じように「抜け始めた、長〜い松」という文字もあります。骨粗鬆症の「鬆」の字です。こちらはさすがにコマーシャルには使えそうもありませんが、「骨粗鬆症」と手で書かなければならないときには役立ちます(少なくとも私は役立てています)。では皆さん、ご唱和を。「抜け始めた、長〜い松」。覚えましたね?
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