何年も前の話です。私の両親は、孫が来て泊まりやすいようにと部屋を増築しました。ところがその工事が終わる頃からお袋がどうもアレルギーのような症状が出るようになり、さらに孫(つまりは私の息子、アレルギー性鼻炎もち)も「お祖父ちゃんとお祖母ちゃんの家に行くと、鼻の調子が悪くなるようになった」と訴えるようになりました。なるほど、これが今流行のシックハウスか、と私は思いました。これが接着剤の臭いがぷんぷんしているときだったら刺激臭によるものか、とも思うのですが、何年も経ってそういった臭いを感じなくなってからも症状が出るのですから、話はややこしい。
で、今は「シックスクール(症候群)」が話題になっています。もちろんこのことばは「学校が病気」なのではなくて「シックハウスの学校版」です。
「半年にわたり、岩手県でシックスクール騒ぎ続く」(ケンプラッツ総合 日経BP)によると、大規模改修工事を行なっている小学校で、複数の児童が頭痛を訴え、一人は転校を余儀なくされた、とのこと。小学校では、教室で一人が吐いたらそれが“伝染”して何人も吐き始める、なんてことはよくありますので「複数の児童」にどこまで重きを置くべきかはわかりません。ただ、工事の臭いで頭痛がする、はこれまたよくあることですが……奥州市教育委員会は「文科省の定める6物質については、いずれも基準値を下回っていた」と説明していることから、学校の中の空気が悪臭紛々たるものではなかった、と言いたいようです。だけど、教育委員会の人は、実際に工事現場に行ってそこの臭いを嗅いでみているのかな? それと、「文科省の定める6物質」“以外”の物質は全部安全なんですかねえ。さらに、「文科省の採用している基準値」はどのくらいの安全係数がかけてあるのでしょう?(純粋なアレルギー反応だったら、それこそレメディくらい(100倍希釈を30回)に薄めないと駄目でしょうけれど)
手っ取り早いのは、ダブル・ブラインド検査でしょう。二つの部屋(気密室)を用意して、一つの部屋には「普通の空気」、もう一つの部屋には「子どもが頭痛を起こした教室の空気」を満たして、両方に子どもたちを入れてみてその反応を見るのです。これで今回の「シックスクール」の原因が、「空気」なのか「個人の心因反応」なのか、くらいはけっこう明確にできるんじゃないかと思いますが。
ちなみにこの校舎、しばらくは使わないそうです。
「シックスクール症候群の校舎、使用中止」(讀賣)
固定リンク
|
コメント (2)
|
トラックバック (4)
「血の気が引く」……「気血水」の理論からは「水」が残ることになる
「血の涙」……涙腺の病気や外傷で血の涙を流すことは本当にできる
「血の日曜日」……「汗の月曜日」「涙の火曜日」が続く
「血の海」……「血の雨」の結果
「血の雨」……「血の海」の原因
「血の汗」……血汗症という病気は実在する。なお走るときに血の汗をかくのは昔の中国では名馬の条件(汗血馬)
固定リンク
|
コメント (0)
|
トラックバック (0)