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2010.07.29 18:02 |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  おかだ  | 推薦数 : 0

文字通り(20)汗

「汗になる」……それでも水分補給はした方がよい
「汗の結晶」……主成分は塩
「汗をかく」……掌に「汗」という字を書く
「汗をにぎる」……書いた「汗」という字を握りしめる
「汗を流す」……シャワーなら効率がよい
「汗水を流す」……汗はともかく水を流すのは解せない
「汗知らず」……余の辞書に「汗」という言葉はない
「汗牛充棟」……木簡や竹簡は嵩張るから、紙にしましょう
「汗馬の労」……現代日本では競馬場くらいでしか見られない


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2010.07.29 18:02 |  診療  |  その他(医療関連)  |  おかだ  | 推薦数 : 1

夜中の来訪者

 前世紀の思い出話です。
 地方の病院で当直をしていたとき、夜がそう深くなる前に医局の扉がえらい勢いで開くと同時に「先生、早く診てください」と声をかけられました。何ごとか、と私は思いましたが、病院の事務とか警備員とかではなくて、全然知らない人です。
 つまり、救急外来の受付を素通りした患者さんが病院内を探索、明かりがついている部屋を見つけたので近づいてみたら「医局」と書いてある。ラッキー、ここなら医者がいるはずだからすぐ診てもらおう、というわけだったのです。
 ここは診察室ではないし、カルテがないと記録もできないし薬も出せないから、ちゃんと受付を通ってください、外来で診察します、と説明したら、粘る粘る。患者と医者が揃っているのに、なんで診察が始まらないんだ、と。そこでもう一回、ここは診察室ではないし、カルテがないと記録もできないし薬も出せないから、ちゃんと受付を通ってください、外来で診察します。
 彼の望みは、つまり待ち時間ゼロ・支払いもゼロ、だったのかな?
 それにしても、ドアを開ける前にはノックくらいしてほしかったなあ。職場だから別に何か見られて困ることをしていたわけではありませんが、びっくりするじゃありませんか。


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2010.07.29 08:07 |  診療  |  その他(医療関連)  |  おかだ  | 推薦数 : 0

上か下か

 顔面神経麻痺という困った病気がこの世にはあります。人間は、言葉だけではなくて、表情もコミュニケーションに活用しています。無表情は、意識して使うと強力なコミュニケーションツールですが、無意識に活用していると、コミュニケーションの阻害要因にもなります。
 で、顔面には「表情筋」と呼ばれる筋肉が張り巡らされ、「顔面神経」の支配下で盛んに活動を行なっています。ところが、その顔面神経が麻痺してしまうことがあります。「顔面神経麻痺」です。
 これは困ります。どこが麻痺したかで症状はいろいろありますが、たとえば顔の左右のバランスが崩れたり、唇やまぶたをしっかり閉じることができなくなったりします。
 神経の障害はいくつにも分類されますが、脳に近いところがやられた場合は中枢性麻痺、神経の末端に近いところがやられた場合は末梢性麻痺と呼びます。見分け方はわりと簡単で、「おでこに皺が寄るかどうか」。末梢で神経麻痺が起きたらもちろんその神経支配の部分はぜんぶ麻痺しちゃうから、右なら右のおでこも麻痺します。ところが顔の上半分は中枢側に秘密の接続があって、片一方の神経核が麻痺しても、反対側の神経がカバーしてくれるのです。これはけっこう重要な所見です。私だったら、とりあえず末梢タイプだったら耳鼻科に相談してそれから脳外科へ、中枢性麻痺だったら最初から脳外科の方へ、とかの医者の使い分けに使うでしょう。

 麻痺で上か下かと言えば、嚥下障害をきたす病態の「球麻痺」も、麻痺の原因が延髄より下か上かで「球麻痺」と「仮性球麻痺」に分けられます。なんで医者が使う言葉って、こんなにややこしいんですかねえ。


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