「汽車の便所」で「汽車」と「父親」が出てきたので、調子に乗ってその続きです。
私の父親は若いときに汽車の煤煙が目に入ってひどい目にあったそうです。眼球にススが食い込んで洗っても取れず、結局眼科で取ってもらったのですが、ピンセットやら何やらが目に近づくと、それのアップ像を凝視することになってしまうわけです。ものすごく嫌な気分だったそうです。
それは私もわかります。私も子供時代に局所麻酔で目の小さな手術を受けましたが、その時にやはり尖ったあれやらこれやらが全部間近に、というか「目近」に見えてしまうわけ。これ、とってもイヤンな気分です。もし先端恐怖症だったら、拷問でしょうね。
ただ、ススだったらまだ痛みとイヤンな気分ですみますが、これが鉄粉だったら話が深刻になります。鉄は錆びます。眼球に食い込んだ鉄粉が錆びたらその錆で結膜が染まりそれでさらに痛みがひどくなったりするのだそうです(伝聞形で書いたのは、眼科の授業では聞いたけれど、実体験が(診た経験も自分自身での経験も)ないからです)。ですからその場合には、異物(鉄粉)だけではなくてその錆びの染みも全部摘出しなければなりません。ああもう、想像しただけで、イヤンイヤン。
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