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1981年、筑波大学に「中毒110番」(24時間対応)が開設されました。たとえば救急外来に事故や自殺で「農薬を飲んだ人」が担ぎ込まれたとき、それまでは手持ちの本や農薬関連のパンフレットでその農薬のところを読んで「本当にこれで良いのだろうか」と思いながら治療に当たっていたのが、専門家に直接アドバイスを受けることができるようになり、田舎の小さな病院の医者にとってはとても足を向けて寝られないくらいありがたい存在でした。当時私も何度か助けてもらい、今でも感謝をしています。
しかし、電話をかける方は時々ですが、電話を受ける方は一箇所です。おそらく日本中から次々と切実な相談が寄せられ、その存在が知られるにつれてそれほど切実ではないもの(極端なことを言うなら、子供の夏休みの自由研究で○○について知りたい、など)の“相談”も続いたのではないかと私は想像しています。そんな電話が大量に続くと受ける側の身が保ちません。筑波の負担を軽くするために何年か後には大阪にも「中毒110番」が開設されました。さらにコストを少しでも回収しようと、ダイヤルQ2にした時期もありましたが結局立ち行かなくなりました。ただ、一時中断はありましたが財団法人としてすぐに“復活”しています。ありがたいことです。
「財団法人 日本中毒情報センター」
今では、一般の電話はダイヤルQ2、医療機関からの電話は一律2000円と有料になっています。「情報が有料」は当然ですけどね。ただ注意が必要なのは「実際に事故が発生している場合に限定した情報提供」であることです。好奇心とか取材とか「子供の夏休みの自由研究」などはご遠慮下さい。
やがて、日本薬剤師会中央薬事情報センターや、県レベルでの中毒119番やおくすり110番なんてものも作られ、インターネットの充実もあって、中毒情報に関しては便利な時代になりました。
※中毒に限らず「相談」に関しての便利なページとして「暮らしの便利帖/困った時の相談問い合わせ機関」はいかがでしょう。一般レベルでもけっこう役に立ちます。
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