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2010.02.22 18:33 |  仕事 / 職場  |  その他(医療関連)  |  おかだ  | 推薦数 : 1

深夜プラスいくつか

 私がまだ初々しい研修医だった頃、夜になって病棟をぶらぶらしていると病棟婦長さん(当時の呼び名)がねじり鉢巻きで大判の紙をにらんでうんうん呻っていました(もちろんねじり鉢巻きは比喩で、実際にはナースキャップが乗っかっていましたが)。私は好奇心旺盛なので(それは若いときだけではなくて、実は今でもそうですが)、何をしているのか聞くと「病棟職員勤務表」の作成でした。来月一ヶ月分の病棟スタッフの出勤予定を作っていたのです。
 当時「にっぱち」という言葉がありました。看護婦の夜勤は「週に2回まで、月に8回まで」の縛りです。その範囲内で日勤と夜勤、それに休みをバランス良く配分しなければなりません。さらに当時の病棟夜勤は二人一組でした。この日はベテラン同士だけど別の日は卒業したばかりの若手同士、とするよりもできるだけベテラン(または中堅)と若手を組ませておいた方が安心です。日勤と言っても、定時に出勤して定時に退勤するのもあれば、早出や遅出もあります。ある人は日曜日と祝日が全部日勤で潰れているけれど、別の人は日曜祝日が全部休みになっている、というのは不公平です。夜勤も準夜勤(夕方から真夜中まで)と深夜勤(真夜中から朝まで)があります。さらに「休日の要望」が出されます。一番婦長さんにとって深刻なのは、卒業・入学シーズン。「子どもの卒業式に出たいから○日は休ませてください」といった要望が出てきますが、そういった要望は特定の日に集中する傾向があります。あ、そうそう、運動会もだ。気持ちよく働いてもらうためにはそういった要望をできるだけかなえたい、でも病棟を空にするわけにはいかない、ということで、そういったシーズンは独身者(あるいは子供がいない人)にしわ寄せがいくことになります。
 そうそう、興味深かったのは、夜勤では深夜勤だけを希望する看護婦さんがいることでした。準夜勤の方が仕事が済んだら帰宅して朝まで寝られるけれど、深夜勤だとその前に仮眠をして……というのは難しいことです。ですからわざわざ深夜勤を希望するとは奇特な人だ、と一瞬思いましたが、話を聞いて納得しました。「子どもと夕食を一緒に食べたい」が理由だったのです。この理由、わかりますねえ。
 それだけの条件を盛り込んでなるべく公平で皆の不満が最小になるように勤務表を作るのは、大変だな、と感心しました。感心ついでに帰宅後パソコンで勤務表を作ってみました。「日勤(面倒なので早出と遅出はなし)」「準夜勤」「深夜勤」「休日」を上手く配分して、さらに「にっぱち」を守り夜勤二人が若手だけにならないようにして、ついでに「深夜勤だけ希望」の人も入れて……BASICでプログラムを書いて走らせてみたら、APPLE][が悩むこと悩むこと。しばらく呆然としてから機械が打ち出した「勤務表」を見て、こんどは私が唖然としました。ちっとも美しくないのです。たしかに「条件」は満たしています。しかし、「休日」が妙につながっていたり、夜勤が不規則になってこれは体内時計がおかしくなるぞ、と言いたくなる勤務パターンの人がいたり、要するに機械的には合格だが、人間的には使い物にならないものでした。婦長さんの「技」はすごい、と改めて感心しましたっけ。


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2010.02.22 06:55 |  診療  |  その他(医療関連)  |  社会・歴史  |  おかだ  | 推薦数 : 2

カンジョウで動く

 医療現場で最も大切なのは、事実(とそのつながりとしての論理)。
 次が理念。
 金勘定がその次で、好き嫌いは最後。

 金勘定と好悪の感情で動き、事実や理念を軽視する輩には、できるなら「自分の世界」に平和に閉じこもっておいていただいて、医療現場には極力関係を持って欲しくありません。医療人はもちろん、マスゴミとか官僚とかトンデモ判決の司法人とかマスゴミとかトンデモ判決の司法人とか官僚とか……


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