先日のある集まりで、様々な地方の小さな公的病院が変動の波に洗われている実情をいろいろ知りました。
たとえば……病院が民間に売られて職員が一挙に総入れ替えになった/病院が来年度から無床診療所になる/病院が19床の有床診療所になった(診療所だから当直の義務はないのだが、入院(入所?)患者がいるので放置できない、と、医師二人が交互に隔日で当直をしている)/常勤医師が半分に減ってしまったため残った医師が疲労困憊/医師ががくんと減ってしまったため個人的ツテを頼って診療の応援を要請したら行政が行政区画を越えての応援はいかがなものかなどと難癖をつけた……各地で病院のダメージは確実に増加し続けています。
総務省をはじめとする行政はとにかく自分の目の前から「赤字病院」が消えればそれで機嫌がよいのでしょうが、それで日本の医療は本当に大丈夫? 地方の医療を危機的状況に陥れるよりも、きちんとした整備を考えるのが行政の仕事だと思えるのですが。
私の個人的感覚では、「郡」というのは生活圏としてはちょうど良い規模に感じられます。ですから一つの「郡」に一つの一次救急病院、いくつかの郡(や小さな市)を集めて二次救急、三次救急は県に数箇所、というのが適当なビジョンではないかと感じられるのですが、行政からそんな「計画」が示されていましたっけ?(特に「郡」のところ) ついでですが、上記の二次救急では、県境は無視して良いと思っています。飛地もあるし歴史的に県境を越えての交流が深い地域もありますから(行政官でそういった「境界」に異様に拘る人がいますけれどね)。となるといっそ県境にこだわらせないために道州制の導入を、と言いたくなりました。
※上を書いていたら「常勤医師」が突然「常勤医死」に変換されてしまい、ぎょっとしました。ATOKもなにかいろいろ感じているようです。単に“疲れ”が貯まっているだけかもしれませんが。
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