「ダイソン、羽のない扇風機「Air Multiplier」を国内発表」(家電Watch)
見るからに面白そうな“扇風機”ですが、口を近づけて「あ〜〜」と言って声の響きを楽しむことはできなさそうです。あるいは回転する羽に指先を近づけてスリルを楽しむことも(良い子はやってはいけません)。
ところで、モーターを逆転させたら発電機になります。扇風機を逆転させたら風力発電……ということは、このダイソンの「羽のない扇風機」を逆転させたら「羽のない風力発電機」にならないでしょうか。
簡単な話ではないでしょうが、もしもできたらメリットは多そうです。従来型のでかい風車に比較して、たとえば振動や風切り音は軽減できそうですし、低周波公害もすごく軽減できそうです。それに、渡り鳥のギロチン装置としての機能もすごく減らせそうなのがエコ心をくすぐりません?
※記事の末尾から引用「なお、冬も迫るこの時期になぜこの製品を発表したのか、という記者の質問にダイソン氏は「開発が終了したのがこのタイミングだったから。私はビジネスマンではなくデザイナーなので、販売時期がいつがいいかとは考えていない」と答えている。」
別にいつ発表しても良いんじゃない? 南半球ではこれから夏ですし、部屋の空気を大きく動かすという点で、冬でも室内の空気の攪拌機(エアコンの効率上昇)に有用な器具として使える気もしますし。
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「1円入札」なんてものが流行っていた時代、ある大きな病院が外来カルテの電子処理システムを導入しました。それまでの紙のやり取りでは患者さんの待ち時間がどうしても多くなります。長いこと待ってやっと診察が済んだらこんどは紙を持って会計へ。そこでまた待たされてやっと支払いが済んだらまたまた紙を持って薬局へ。そこでまたまたまたまた待たされてやっと薬を手にする、というのを電子情報システムにしたら、患者さんが会計へ紙を運ぶまでに外来カルテの情報が電子の力であっという間に会計と薬局に流されるから、待ち時間がぐっと減るはず、という目論見でした。
残念ながら「目論見」と書いて「ハズレ」と読む、でした。
その病院の電線が不良品だったのか、まるで電子が秒速数メートルくらいでしか走ってくれないようで、患者さんの待ち時間はかえって増大したのです。さっそく原因究明が行われました。すると、問題は(当然ですが)電線ではなくて、人にありました。
外来カルテに医者は、診察内容や処方・検査を記載し処方箋を発行します。支払いが発生するカルテ内容(特殊な診察・検査・処方)は、それまでは病院受付で慣れた職員が手書きで点数計算をして計算書を作っていたのを、こんどは各科の窓口で即座に入力することにシステムが改められました。ところがその病院では「入力」のところで躓いてしまったのです。データベースが整備されていれば項目名だけ入力すればあとの計算は機械がやってくれます。ところがその病院では項目名と点数の両方を手で入力する必要がありました。今から思えば嘘だろう、の世界ですが、もしかしたら「1円入札」だったのかもしれません。おかげで、「先生、この検査、保険点数は何点ですか?」「そんなの知らないよ。保険点数表を引いて調べてください」「その保険点数表はどこにあるんですか?」「そんなの知らないよ、受付の棚でしょ」という会話が各科で。
さらに受付にいるのは、それまでコンピューターなんか使ったことがない人ばかり。入力動作そのものも手で書くより何倍もかかります。
結局その解決策は「人海戦術」でした。各科に「入力専用担当者」が新たに配置され、てきぱきとコンピューターのキーを叩くことになったのです。ただしやるのは「入力」だけで、その前の「項目」「点数」は別の人が手書きをします。つまり、病院にコンピューターを導入したら、かえって増員になったのです。笑えない笑い話ですが、私が現在勤務する病院でも、コンピューター化が進めば進むほど紙の消費量は明らかに増えています。これ、なんとかならないのかなあ。
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