ある資格更新のための研修を受けるために秋田に来ています、というか、さっき会が終わったので今から帰るところです。昨日は昼に家を出てこちらに着いたのは6時間後。身体が移動していようと静止していようと、ほとんど座りっぱなしというのは疲れるものです。今日もずっと座っていて、これからまたずっと座りっぱなし。もう私はうんざりしています。肉体は数日間の安静で廃用萎縮が始まりますが、精神は数時間でもうナニカが始まるのかもしれません。
さて、帰宅まで6つの交通機関を乗り継ぐことになりますが、どうか延着や事故などがありませんように。順調にいっても自宅にたどり着くのは真夜中ちょっと前の予定。順調にいかなかった場合のことは考えたくないのです。
私にとって秋田と言えば小田野直武です。知らない人が多いでしょうね。平賀源内・秋田蘭画と言えばわかる人もいるでしょうが、もっと有名なキーワードを使うなら「解體新書(初版)の挿絵画家」です。私自身も解體新書を読むことがなければ、この人の名前を知る機会はなかったことでしょう。人生の“出会い”って、不思議で素敵です。
しかし、せっかく秋田まで来たのに、秋田の何も見ていません。飯を食おうと駅の近くをうろうろしただけです(ついでに、松茸とオリーブオイルは相性が悪いことも知りました。そんなパスタを頼んだのが悪いのですが)。秋田美人もたくさんは見ていません。もったいないなあ。車窓から見た感じでは、なぜか山口県の宇部市とか山口市の雰囲気を連想しました。言葉は……地元の人とおぼしきグループで話しているのを聞いていると、ずいぶん歯切れが良くて他地方の人間が思う“東北弁”とはずいぶん違う印象です。また、駅前で「街の活性化のためにカジノを作ろう」というビラを渡されました。カジノを作ったらたしかに金は集まりますが、それは特定少数の人間の懐にはいるだけで地元の大多数の人にとってはただ治安が悪くなるデメリットが生じるだけではないか、などと思いましたが、もしかしたら「背に腹は代えられない」とそこまで秋田は追い詰められている(と考えている人がいる)ということなんでしょうか。
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