「うつ病は心の風邪」という言い回しがあります。そのココロは「誰でもかかる」。もっとも、うつ病で人は死にます(死ぬことがあります)が風邪では(普通)死にません。だから「うつ病は心の肺炎」という言い方もあります。そのココロは「こじれたら、死ぬ」。もっとも、「肺炎」だと、「風邪」にあった「誰でもかかる」ニュアンスが消滅しているので、私はちょっと不満を感じます。
何でも言い換えればいい、というものではありませんが、私もトライしてみましょう。
「うつ病は、心の血圧低下」。
そのココロは……って、わかりますね。異常なハイテンションは躁病のアナロジーに使えます。その逆です。ほどほどの血圧低下は誰でもひどく疲れた時などにあり得るし、50とか60とかもっと血圧が下がってしまったら、ショック状態で命も危ない、ということです。
このたとえの難点は、知に走ったあまり、わかりやすくも面白くもないことですね。やっぱり「うつ病は心のインフルエンザ、誰でも罹るしこじらせたら命取りになることもある」くらいでおさめておくべきでした。
固定リンク
|
コメント (0)
|
トラックバック (0)
「地方の医師不足対策 医学生に新奨学金検討 文科省」(朝日新聞)
「返済を一定期間猶予する奨学金」がどのくらい世間一般では素晴らしいものなのかは知りませんが、少なくとも私は魅力は感じません。どうせ返すのですから。国の側には「猶予によって生じる収入の延期を予算措置できちんとするのは大変なんだぞ」という言い分はあるでしょうが、そんなの国の側の一方的な事情(事務の都合)でしかありませんから。記事の中にある自治体の「一定期間、県内の医療機関で働けば返済を免除する」の方だったらまだ金銭的な魅力がありますけれどね。
ただ、「学生の時に金をやったんだから、卒業後は俺の言うとおり働け」の場合、「スポンサー」は「過去に金を出したこと」を重要視するでしょうが、「医者」の側は「現在の働き心地」「未来の展望」の方を重要視しているでしょう。つまり「とりあえず縛った」あとの「定着」があるかどうかには、実は卒業後のケアが重要ということになります。国にその展望はあるのかな?
発想や構造が同じものとして、バンス(前借り金)と年期にしばられて「ぐずぐず言わずに仕事をしろ」と言われていた昔々のお女郎さんや女工哀史のことを連想しています。
固定リンク
|
コメント (0)
|
トラックバック (2)