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 第一党の後退/交代が強く予想されるとかで、マスコミはなにやら妙にはしゃいでいますが、一党独裁の国ならともかく民主主義の国で与党と野党が入れ替わるのは別に「非常事態」でも「異常事態」でもないはず。むしろこれは「日本の政治」が成熟する“過程”で当然起きるべき事でしょう。
 で、明日もしも「自民党 → 民主党」が起きたら当然その逆の「民主党 → 自民党」あるいは他の党への「民主党 → ??党」も将来あり得るわけです。というか、民主党は政権運営は不慣れでしょうし、しかもそれで自民党にない「新味」を出さなきゃいけないから無理をするでしょう。無理をすればほころびが生じるわけで、早ければ4(あるいは3、または2?)年後には上の「→」が起きる可能性があります。でももちろんそれで「→」は「おしまい」のわけではありません。
 これから繰り返されるかもしれない「交代」の数ターンでは、医学の世界で薬を評価するときの「比較対照試験」に相当するものが行なわれる、と私は捉えています。薬を評価するときに、被験者を二つのグループに分けて同時にAとBの薬を使ってその効果を比較するやり方と、同じ人にA薬をある期間使ってからこんどはB薬に変更してまた同じ期間使ってそれぞれの効果を比較するやり方があります。その後者のやり方のように、政権につく者をいろいろ交代させてみて、どれが一体一番日本国民と日本国とによろしいものかを評価するための「試験」です。そのためには私のような一般人も、「何が日本のために一番よいのか」の確たる政治的ビジョンを持っている必要があります。薬だったら「とにかく治療効果が大」がよいのか「効果はそこそこだが副作用が少ない」がよいのか、試験をデザインする時点で明確なビジョンがなければ結局何がよいか決められません。政治でも同様でしょう。これだけ複雑な世界の中で「すべてに満点」は最初から望めないのですから、何をよしとし何をあきらめるか、実は有権者も次の(あるいはさらにその次の)選挙をにらんで今から判断を始める必要があります。


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2009.08.29 07:34 |  診療  |  その他(医療関連)  |  社会・歴史  |  おかだ  | 推薦数 : 1

目が語るもの

 「目は口ほどにものを言う」「目は心の窓」などと言いますが、たしかに人間の顔で目は、ものをみる機能だけではなくて、他人にいろいろなものを伝える役割も果たしています。そういえば子供時代に読んだ小説で「○○は笑顔だった。ただし、それは見せかけだった。その証拠に、口は笑っていたが目は笑っていなかった」といった感じの表現に出くわして、どうやったらそれができるか鏡を見ながら試してみた事があります。けっこうあれは難しい作業ですね。

 目は脳から直接前に突きだした臓器なので、いわば「脳の一部」と言えます。ですからたとえば目の血管をもし直接観察できれば脳の血管についても類推ができることになります。
 それが、できるのです。人体で唯一の透明な臓器、目のレンズを通して体内(眼球の中)を覗き込んだら、そこに網膜と血管があなたを待っているのです。普通医者は眼底鏡を用いますが、昔の医者はでかいレンズ(と光源の工夫)で眼の中を覗き込んでいました。そこに見えるのは、網膜と網膜に栄養(と酸素)を供給している血管です。もし高血圧などで動脈硬化があったら、当然そこに見えるのは「硬化した動脈」です。
 ただ、最初に目の中を覗こうとした人は、一体どうしてそんなことを思いついたのでしょう。
 隣にいる人の目をまじまじと覗かせてもらったら、何か面白いものが肉眼でも見つかるかもしれません。面白くないものが見つかるかもしれませんが。


※「人の網膜には、死ぬ直前に見た最後の映像が焼き付けられている」と本気で言われていたことがあります。最初に言われたのはたしかヴィクトリア朝時代のヨーロッパ。だから殺人事件の時には被害者の網膜に犯人の顔面のアップがある、と言われたのですが、もしその現象が本当にあるとしても、ベッド上で家族に囲まれての大往生ではないのですから、最後の画像は床とかテーブルの脚とかまぶたの裏側でしょう。ビデオカメラを持ったまま転んでカメラを壊したら、そのへんは証明できそうです。(でもどうやってその「画像」を眼球から抽出するのでしょう?)


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