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カナダからのラブレターは、素敵なような悲しいようなものですが、厚労省からの事務連絡は……
「社会福祉施設等における新型インフルエンザに係るクラスター(集団発生)サーベイランスの協力について」(厚労省)
「 標記については、平成21年6月19日付け事務連絡「新型インフルエンザに対する社会福祉施設等の対応について【更新】」(厚生労働省健康局結核感染症課、雇用均等・児童家庭局総務課、社会・援護局福祉基盤課、社会・援護局障害保健福祉部企画課、老健局総務課連名。)の4において、社会福祉施設等における集団発生を把握するためのサーベイランスの着実な実施の具体的内容について後日お知らせすることとしておりましたが、今般、別添(PDF:1,146KB) の平成21年6月25日付け事務連絡「新型インフルエンザにかかる今後のサーベイランス体制について」(厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部事務局。以下「6月25日事務連絡」という。)においてその具体的内容が示され、社会福祉施設等での新型インフルエンザの発生を早期に探知するとともに、ハイリスク者へ感染が伝搬することを防止するため、社会福祉施設等の施設長等による保健所への迅速な連絡及び協力が求められました。」
最初の一段落、赤ペンを持って添削をしたくなる文章です。400字詰め原稿用紙1枚分くらいの長さの段落ですが、それがまるまる「一文」であること、主語が不明確であること(末尾の「求められました」って、具体的に誰が誰に求めたのかな?)、という形式的な問題と、二回登場する「おいて」は「で」で良いだろうとか「クラスターサーベイランス」って日本語に本当にならないのか?(「集団発生監視制度」とか)という言語学的な問題が存在することははもちろんですが、そもそもその内容について、結局何が目的なのかが不明確、という大きな問題がある文章ですから。
「社会福祉施設等での新型インフルエンザの発生を早期に探知」したい、という表面的な目的は読み取れます。でもその目的は? 探知して、それで(誰が)何をどうするのか、が大切なことです。「ハイリスク者へ感染が伝搬することを防止」するとありますが、まさに「ハイリスク者へ感染が伝搬」しているからこそ、施設長は保健所に届け出をする気になるんじゃないです?
今までの日本の「歴史」では、流行病に関して「早期に探知された社会福祉施設」や病院などは、メディアスクラムの対象になりました。それはもう徹底的に(施設ではありませんが、最近の有馬温泉の風評被害なんかも思い出します)。ということは、厚労省はメディアに早期に投げ与える餌食を求めてこのような通達をした、ということになるのでしょうかねえ。まさかね。まさか、ね。
連絡を受けた保健所からその施設へ特命チームが派遣されるけれど、その中にメディア対応へのアドバイザーが入っている、とか言うのだったら、喜んで早く連絡する施設もあるでしょうが、そんな「努力」を政府はする気がないのかな。
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