「救急受け入れルールのガイドライン作成へ議論開始-消防庁・厚労省」(ロハス・メディカル)
「傷病者の搬送及び受け入れの実施基準等に関する検討会」が開催された、というニュースです。一部マスコミなどが大好きなことば「救急車のたらい回し」(本当は病院の救急車受け入れ不能状態)を解決するための会議らしいです。ただし、解決したいのは実態ではなくて「ことば」の方のようで、だから結局ことばと会議を踊らせるだけでお仕事をする気のようですね(この判断の根拠は、この記事によれば予算をつける気が無い様子であること、各都道府県に通達することが目的であるらしいこと、の二点です)。
さらに、すでに地域で活動している既存の協議会に対して、屋上屋の存在です。お役人が中央で熱心にお仕事をしている、という姿を見せたいのですかねえ。でも、誰に見せたいのでしょう。
具体的にはたとえば救急のトリアージをするか(軽症患者は平気で夜明けまで待たせてもよい)、とか、救急車の有料化を検討する、とかまで踏み込んでくれたら良いのですが、どうもこの協議会、「自分たちに何ができるか」ではなくて「他人(救急隊員と救急病院の医者やスタッフ)にいかに仕事をさせるか」に集中しそうな雰囲気で、今の疲弊した救急の現場に有益な『ガイドライン』がでる期待ができるのかは、疑問です。(そもそも、ガイドラインなどの「ことば」の操作で医療崩壊が救えるのなら、医者ではなくて雄弁家を育てればいいのです)
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