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<  冤罪の検証 | メイン |  魂の障害者 >
 昭和の末頃だったか平成になったばかりの頃だったかと記憶していますが、厚生省は「湿布・ビタミン剤・漢方薬を保険収載から外す」と言い出しました。医療費削減のために効き目が定量的に表現できない薬は医療機関ではなくて町の薬局やコンビニで買え、というわけです。
 私はそのちょっと前に漢方薬を使い始めて、その面白さがわかり始めてきた時期だったので、健康保険で使えなくなったら困るなあ、と真剣に思いました。
 湿布は……まあ病院になくても私は内科なのでそれほど困りませんが、整形外科の入院なんかどうします?  「打撲したところが痛い?  湿布は悪いが町の薬局まで行って買ってきてください」と言わなきゃいけないのかな。そんなセリフを聞いただけで痛みがひどくなりそうです。
 ビタミンは……もちろん「元気がないからビタミン剤をくれ」のビタミン剤は健康保険で出す必要はありませんが、「あなたは脚気です。ビタミン剤を出したいところだけど、検査を健康保険でやったので混合診療ができないから自費でもビタミン剤は出せません。玄米を食うか町の薬局でビタミン剤をもらってください」と言わなきゃいけないのですね。いや、近くに薬局があればいいけれど、当時私がいたのは山の中。一番近い薬局は山を越えてトンネルを抜けての隣町でした。しゅらしゅしゅしゅ〜。

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