「私は病院を経営しているが……」と麻生さんが言っていましたが、その病院を見学に行った人が、おみやげとして「太郎ちゃんまんじゅう」を買ってきてくれました。粒あんの焼き饅頭ですが、かつての主力産業石炭をイメージしたものだそうです。パッケージには麻生さんの似顔絵が描いてあります。でもあくまで「太郎ちゃん」。(宮崎県知事の“ブランド”と同じでしょうね。あくまでキャラを借りているだけで知事(や総理)がその中身を保証しているわけではない、ということ)
さっそく一つ頂きました。小ぶりで見かけは無骨ですが上品な甘さです。舌触りはぽろぽろしていて、もうちょっとしっとりしていて餡も豆がもう少し形を残している方が私の好みですが、そこは好みの問題でしょう。
ちなみに病院の雰囲気は……聞いたけれど、忘れました。
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いつのまにか暦の上ではもう立夏が過ぎましたが、そろそろ暑さを感じる日もあってぶんぶん飛ぶ虫も増えてきたように感じます。病院の窓から見ると燕が盛んに飛び回って餌を集めている様子ですが、蝿とか蚊だけを集中的に食べてくれないだろうか、と思うこともあります。
田舎の病院にいたときに面白く思ったのは「自分は東京から来た」とか「普段は○○教授に診てもらっている」とか外来で強く主張する人がけっこう多いことです(特に里帰りのシーズンに増えます)。何を主張したいのかはよくわかりませんが、本人にはそれは重要なことなのだろう、と私はカルテに「本人の主張」として記録はします。
で、20世紀のある日、その合わせ技で「この子は普段東京の○○大学の××教授に診てもらっている」と主張するお母さんが子どもを連れて診察室に登場しました。「アトピーかなにかでずっとかかっているんですか?」と問うと、お腹を壊したかどうかで一度診てもらったのでした。教授が初診担当? まあそれはともかく今回のご用件は? 「昨日田舎に連れてきたら、さっそくこんなブツができた。なにか悪い風土病じゃないか」とそれがまるで私のせいであるかのようにおかんむりです。
診ると、じゃなくて、見ると、蚊に刺されたあとのように見えます。もちろん何かの皮膚病の始まりの可能性もありますが、現時点では掻き破らないように注意して経過観察、と伝えると、「なら薬を出してくれ」。家になにかあるでしょう、と言っても納得されません。せっかく連れてきたのだから、処方無しでは形にならない、ということのようです。本人に聞くと「痒い」と言うから「軽いかゆみ止めの塗り薬を出しましょう」と言うと、それがまた気に入らない様子です。「軽い薬ではなくて、良く効くのを出して欲しい」。そこで「良く効く、といったら病院にあるのはステロイド軟膏ですが……」と説明をし始めるとこんどは「ステロイドなんて怖いのを出すのか!」です。こちらは素直にリクエストに応えようとしているのですが、行く先行く先こっつんこ。(いつもどおり、実話がベースですがフィクションです)
そういえば私の子どもは蚋(ぶゆ、ぶよ、ぶと)に弱くて、刺されるとひどく腫れていました。どこかの教授のところに連れて行った方が良かったのかなあ。(これは実話)
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