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2009.04.30 22:31 |  その他(医療関連)  |  社会・歴史  |  おかだ  | 推薦数 : 3

 感染者数と死亡者数

 どんどん数字が変わる(それも増えたり減ったりする)ので暫定ですが……
新型インフルエンザ スイス、ペルーで新たに感染者確認 感染者は12カ国で計250人に」(FNNニュース)
 死亡者は9人だそうです。(4月30日18時30分)

 ……あれれ? メキシコだけで1000人以上の発症、100人以上が死亡、というニュースを見た記憶があるのですが……


 ついでです。比較として二つの病気を上げておきましょう。
・鳥インフルエンザ
 「WHOに報告されたヒトの鳥インフルエンザ(H5N1)確定症例数」(2003年〜2009年 4月8日WHO公表) 15ヶ国で感染者は417人、うち死亡者は257人。

・SARS
 世界29の国と地域で感染者8096人、うち死亡者774人。
 数字の出典は『世界を救った医師──SARSと闘い死んだカルロ・ウルバニの27日
 期間は2002年〜2003年。なおwikipediaでは、死亡者は775人となっています。


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 最近はテレビ画面や新聞に、マスクをした集団がよく写っています。それはよいことなのですが、よくよく見たらその中の数人に一人はきちんとマスクをしていません。鼻が半分出ていたり、ひどい場合には顎がマスクをしていたり。
 マスクの機能は、外からの空気に対するフィルターと内からの噴出物に対するバリアです。マスクがきちんと口と鼻を覆っていなければ、その両方の機能が発揮できません。
 
 どうせマスクをするのなら、口と鼻をきちんと覆い、さらに鼻の根本のところで針金をきちんと鼻のカーブにそって曲げ、さらに顎のところを伸ばしてマスクを顔の下半分に密着させておく必要があります。フィルターとして働いたら、「抵抗」がありますから呼吸には普段よりエネルギーが必要になるはずです。もしマスクをして呼吸が普段と同じくらい楽にできるなら、どこかに大きな隙間があってマスクがフィルターとしては機能していないことが考えられます。
 鼻が出ていても口を覆っていたらとりあえずバリアとしては働きそうに思えますが、くしゃみや咳の勢いが強いとマスクの上がめくれてしぶきは外に飛び出してしまいます。この場合は“見せかけだけのバリア”です。意味はほとんどありません。


 マスクは「とりあえず顔に付けていれば安心」の魔除けではありません。


※ウイルスそのものには市販のマスクは有効とは思えませんが、それでもウイルスがくっついた唾や痰のしぶきに対しては有効でしょう。しないよりはした方が良いと私は考えます。ついでですが、花粉症のシーズンには私はティッシュペーパーをたたんでマスクの内側に入れます。簡易フィルターの増設ですが、これがけっこう花粉には効きます。もし鼻水がずるずる出ても、そのティッシュで拭けば良いことですし。


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2009.04.30 07:18 |  その他(医療関連)  |  社会・歴史  |  おかだ  | 推薦数 : 2

 フェーズ5と第一段階

 今聞いたラジオニュースによると、WHOはフェーズ4からすぐに5(同一地域の複数の国で患者が発生し、パンデミックの恐れあり)に評価を引き上げましたが、日本国内ではまだ「第一段階」であることをお忘れなく。「第一段階」はつまり「海外で新型インフルエンザが発生しているが日本国内ではまだ患者発生はしていないので、水際作戦と国内で発生したときのための準備をする」ということです。


 「首相官邸 海外における新型インフルエンザの発生に関する政府の対応状況
 具体的に個人あるいは企業としてどんな対策を採るかどんな行動をするべきか、は公的には「新型インフルエンザ対策関連情報」(厚生労働省)の「対策」「行動計画」「ガイドライン」が参考になるでしょう。

 最良の目は「“最悪の状況”に見えるけれど、実は今がピークで明日からは少しずつ下火になっていく」、最悪の目は「人→人、の感染を繰り返している内に豚インフルエンザウイルスが強毒性となりパンデミックとなる。そこにアジアの鳥インフルエンザが合流してわけが分からなくなる」でしょうか(もっと悪い目もありそうですが、私の想像力では今のところこれが最悪)。現実はおそらくその間のどこかになるでしょうが、どんな予想をしても現実が動くわけではないので、私は予想よりは行動を推奨します。

 といってもいまするべきことはそう多くはありません。個人として現時点でしておくべきことは、国内で発生した場合に備えて発熱外来(各都道府県で場所が違います)を確認しておくこと、マスクと咳エチケット、手洗いをきちんと(手で拾ったウイルスを口や鼻へ、の感染ルートがあります)、という基本を守り続けること、くらいでしょうか。


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2009.04.30 06:53 |  診療  |  その他(医療関連)  |  おかだ  | 推薦数 : 1

 キュアとケア

 医療はよく「キュア」と「ケア」に二分されます。昔には「医者はキュアをするが、看護婦はケアをする」と言っていた人もいました。今だったら病院はキュアで、在宅介護はケアでしょうか。もちろん事態はそんなに単純に二分化できるわけではありません。おそらく医療の世界ではどんな場面でも「キュア」と「ケア」の両者が含まれていて、ただその割合が違うだけ、なのだろうと私は思っています。で、その両方ともが重要だ、とも。だけど、その両方を場面に応じてバランス良く柔軟に調節できる医療者は、実はそれほど多くないのではないか、とも私は思っています。
 何かを質問した時に即座に回答が返ってくることが好みの人や、他人に指示や命令をすることが好きな人、つまり知識と論理と効率を重視するタイプの人は、キュアに向いているでしょう。しかしもしもそういった人がケア中心の場面にかかわることになったら、本人もケアされる対象者も、不幸な目に遭いそうに私は思います。ケアの方で活躍できそうなのは、時間をかけることや回答のない宙ぶらりんの状態に耐えられること、本人がやる気を出すように支援する態度、つまり知識や論理はもちろん必要ですがそれよりも感覚や感情を重視するタイプの人でしょう(繰り返しますが、もちろんキュアの人に感覚や感情が不要、といっているわけではありません。念のため)。


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