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最近はテレビ画面や新聞に、マスクをした集団がよく写っています。それはよいことなのですが、よくよく見たらその中の数人に一人はきちんとマスクをしていません。鼻が半分出ていたり、ひどい場合には顎がマスクをしていたり。
マスクの機能は、外からの空気に対するフィルターと内からの噴出物に対するバリアです。マスクがきちんと口と鼻を覆っていなければ、その両方の機能が発揮できません。
どうせマスクをするのなら、口と鼻をきちんと覆い、さらに鼻の根本のところで針金をきちんと鼻のカーブにそって曲げ、さらに顎のところを伸ばしてマスクを顔の下半分に密着させておく必要があります。フィルターとして働いたら、「抵抗」がありますから呼吸には普段よりエネルギーが必要になるはずです。もしマスクをして呼吸が普段と同じくらい楽にできるなら、どこかに大きな隙間があってマスクがフィルターとしては機能していないことが考えられます。
鼻が出ていても口を覆っていたらとりあえずバリアとしては働きそうに思えますが、くしゃみや咳の勢いが強いとマスクの上がめくれてしぶきは外に飛び出してしまいます。この場合は“見せかけだけのバリア”です。意味はほとんどありません。
マスクは「とりあえず顔に付けていれば安心」の魔除けではありません。
※ウイルスそのものには市販のマスクは有効とは思えませんが、それでもウイルスがくっついた唾や痰のしぶきに対しては有効でしょう。しないよりはした方が良いと私は考えます。ついでですが、花粉症のシーズンには私はティッシュペーパーをたたんでマスクの内側に入れます。簡易フィルターの増設ですが、これがけっこう花粉には効きます。もし鼻水がずるずる出ても、そのティッシュで拭けば良いことですし。
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今聞いたラジオニュースによると、WHOはフェーズ4からすぐに5(同一地域の複数の国で患者が発生し、パンデミックの恐れあり)に評価を引き上げましたが、日本国内ではまだ「第一段階」であることをお忘れなく。「第一段階」はつまり「海外で新型インフルエンザが発生しているが日本国内ではまだ患者発生はしていないので、水際作戦と国内で発生したときのための準備をする」ということです。
「首相官邸 海外における新型インフルエンザの発生に関する政府の対応状況」
具体的に個人あるいは企業としてどんな対策を採るかどんな行動をするべきか、は公的には「新型インフルエンザ対策関連情報」(厚生労働省)の「対策」「行動計画」「ガイドライン」が参考になるでしょう。
最良の目は「“最悪の状況”に見えるけれど、実は今がピークで明日からは少しずつ下火になっていく」、最悪の目は「人→人、の感染を繰り返している内に豚インフルエンザウイルスが強毒性となりパンデミックとなる。そこにアジアの鳥インフルエンザが合流してわけが分からなくなる」でしょうか(もっと悪い目もありそうですが、私の想像力では今のところこれが最悪)。現実はおそらくその間のどこかになるでしょうが、どんな予想をしても現実が動くわけではないので、私は予想よりは行動を推奨します。
といってもいまするべきことはそう多くはありません。個人として現時点でしておくべきことは、国内で発生した場合に備えて発熱外来(各都道府県で場所が違います)を確認しておくこと、マスクと咳エチケット、手洗いをきちんと(手で拾ったウイルスを口や鼻へ、の感染ルートがあります)、という基本を守り続けること、くらいでしょうか。
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