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CBニュースです。
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/19953.html
厚生労働省は同12月26日付で、医科の診療報酬点数の算定方法をQ&A形式でまとめた通知「疑義解釈資料について(その6)」を都道府県や地方厚生(支)局などに送付した。「入院時医学管理加算」や「医師事務作業補助体制加算」「ハイリスク分娩管理加算」を算定するために必要な勤務医の勤務時間の把握について、院内での研究など直接業務に関係のないことを行っている時間は、「分けて把握することが望ましい」とした。ただ、これらの時間を明確に分けることが難しい場合には、勤務以外の時間を含むことを明確にした上で、合計時間を把握するよう求めている。
まだこの疑義解釈資料は手元に届いていませんが(あるいは机の上の書類の山のどこかにあってまだ読んでいませんが)、こういった指示を出す厚生労働省の「真の意図」は一体なんでしょう?
私は病院で研究はしていませんが、医師としての業務以外といわれると、職員の教育や組織の管理的な仕事や退屈な会議などにけっこう時間を費やしています。それらとか、勤務医がトイレに行っている時間や急変で呼ばれて階段を駆け上がったりしている時間は「直接の業務」をしているわけではないから労働時間から除け、ということかな。なんだかケチくさいことを言っているような気がしますが、そうまでして「勤務医は重労働と言うが、実は病院にいる時間すべてを“業務”に献げているわけではない」とでも主張したいのかしら(過度の深読み?)。どなたか“真相”をご教示下さいませ。
……そうそう、大学医学部の「業務」は「教育・研究・診療」ですので、大学病院の勤務医が研究していてもそれは正当な「業務」の一環です。(というか、本来それぞれ専門を置くべきを、人数をケチって兼任させているのが間違いなのでしょうが)
ところで……この「分けて把握する」のは、一体誰の業務なの?
厚労省の官僚は、国会開催中は政府答弁に備えて役所でずっと待機しているはずですが、この「待機」って本来の「(厚生あるいは労働の)業務」じゃないですよね。だったらその時間は自分たちの勤務時間からは除いて計算するのかな。ついでに「誰か日本語に翻訳してくれ」と言いたくなる文書を次々作っては送りつける時間は「日本を良くするのではなくて、誰かの邪魔をしているだけ」に思えるのでそれも「正当な業務時間」から除外して欲しいな。
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数は多いとは言っても、それでも少しずつ患者数が減少傾向だった結核が、平成9年に一転増加に転じました。厚生省は平成11年7月26日結核緊急事態を宣言。そういえばそのころ、「企業の独身寮で結核が集団発生」とか「病院で職員に集団発生」というニュースが続々報じられましたっけ。例によってまるで「このままだとこの世の終わりが来るぞ」と言わんばかりの口調で。
幸いそれ以後はなんとか新規発症は減少傾向ではあるようです。それでもまだ年間2万人以上結核を新規発症しています。私が医学生になった頃には「日本には現在結核患者が80万人いる。最近までは100万人だった」とか習った覚えがあります(数字は厳密には前後にずれているかもしれませんが桁はあっているはずです)が、それに比べればはるかに少なくはなりました。ただ、やはり5桁は多すぎる気がしますし、もう一つ、見逃されている患者がけっこう多いのではないか、ということも気になります。そういえばアメリカでは薬剤耐性の結核菌が増えている、というのも、続報はどうなったのでしょう。
こう言ったら言い訳ととられるのは承知ですが、「結核の診断は結構難しい」ものです。まずその病気の存在を疑わなければいけません。ところが「肺に影がある」場合、ふつう考えるのは肺ガンです。あるいは肺炎。結核は列の後ろに回されます。疑わなければ検査がされません。さらに検査するにしても、痰が出てくれればまだ良いのですが、痰が出ないと検査するものがありません。怪しげな影がある人に全員気管支鏡をやって管を肺の奥に突っこんで献体を採取してよければそうしますが、良いです?(苦しいし、コストもかかります) また、痰を顕微鏡で見てそこに結核菌がうようよいたら話が簡単ですが、では結核菌が見つからなかったらそれで“無罪”かと言えばそうは即断できません。顕微鏡で見えなくてもその痰を培養に回したらそこで数が増えて初めて菌が発見されることがあるからです。ただし、培養にかかる期間は2ヶ月。PCR法(菌の遺伝子検査)だと数日でわかりますが、死菌でも検査結果は「陽性」に出てしまいます(死んだ菌でも遺伝子は持っていますから)。だからPCR法で陽性だからといって勇躍治療を開始したら培養では陰性で(死んだ菌は分裂増殖できませんから)「あらら、しなくてよい治療をしちゃった」ということがあり得ます。さらに、胸部レントゲンでいかにも「がちがちでこれは古い結核の跡だな」と見える影でも、実はその中に「死んだふりをしている菌(条件がそろえばまた活動を開始するやつ)」がいることがあります。
ということで、繰り返しますが、結核の診断は結構難しいのです。
そういえば、「新規結核患者が年間ン万人」は今では全然報じられませんが、大学で麻疹(はしか)が流行して休校、は最近ずいぶん大きく報じられていましたね。それってマスコミにとって(同時に、日本にとって)結核よりも重大なニュースなんでしょうか?
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