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 日本人は入浴が好きです。病棟の患者アンケートでも要望の上位に「入浴回数を増やして欲しい」が必ず上がります。かと思うと烏の行水が好きな人もけっこう多いのですが、これも(短時間でも)入ることに意味がある、なのかもしれません。江戸でも銭湯は、入浴だけではなくて社交場としても人気の場所でした。
 ところが欧米ではそこまで入浴は好まれないようです。『大草原の小さな家』(ローラ・インガルス・ワイルダー 著、 恩地三保子 訳、福音館書店、1972年)(あるいはこのシリーズの別の本だったか)には、インガルス一家が定期的に洗濯し入浴は週に1回で毎日顔を洗うことが誇らしげに書いてありました(きっと毎週は入浴せず顔を毎日は洗わない家も多かったのでしょう)。この程度で驚いてはいけません。『十八世紀ロンドンの日常生活』(リチャード・B・シュウォーツ 著、 玉井東助・江藤秀一 訳、 研究社出版、1990年)には、「英国紳士でも入浴は年に1〜2回」なんてオソロシイことが書いてあります。


 欧米で入浴が嫌われた理由には、(きれいな)水が日本ほど豊富ではないなどの理由もあるでしょうが、私がこれまで読んだ本の範囲では二つの病気が関係していそうです。

 まずは黒死病。14世紀半ばの大流行時、「黒死病は汚染された空気によって伝染する」という噂が広く信じられました。そのため、「悪い空気の侵入を防ぐ」ために窓にかける綴れ織りが一大産業になりましたが、入浴は裸になって空気に体をさらすため感染の機会が増える、と忌避されました。ユダヤ人の陰謀のせいばかりにはできず、病気自体が伝染する、という概念を持ったところは進歩と言えるのでしょうが。
 もう一つは梅毒です。16世紀に(古代ローマ時代の)公衆浴場が復活しましたが、たまたまそれが梅毒の大流行と重なったため、入浴は危険、とされるようになりました。それは伝説となり、19世紀になっても首までお湯につかるのは危険、と信じられていたそうです。

 私は毎日入浴します。入浴しないとなんだか気持ち悪いのですが、それはたぶん、実際に体の調子がおかしくなるからではなくて、習慣とか文化の力でしょう。では日本人の入浴好きは、いつ頃からどうやって始まった(伝統となった)のでしょう? たとえば「源氏物語」や「平家物語」に入浴のシーンはありましたっけ?というか、平安貴族は風呂に入っていたのかな?(「枕草子」や「徒然草」には入浴の話はなかった(あっても目立たなかった)ように記憶しています) お湯が潤沢に使えたとは思えない庶民はどうだったんだろう?
 自分の国のことなのに、意外なことがわかってないなあ。お恥ずかしい。

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ホテルでユニットバスでトイレといっしょになったものだと、風呂にもトイレにも入った気に行った気にならないので大嫌いです。欧米人の感覚にはついていけません。

お客さんの少ない大浴場でゆったりとお湯につかるのが最高ですよね。そういう場所ではジャグジー、露天風呂、サウナと一通り入らないと気がすみません。

ちなみに小生が入ったあとは熱すぎて湯船につかれない、と嫁こどもによく言われます。
written by Paul Carpenter / 2009.01.08 08:39
 ユニットバスだとたしかに「風呂に入った気」になれませんねえ。体を洗ったとは思えますが。
 ちなみに私はぬるめのお湯にゆったりと、が好きです。
written by おかだ / 2009.01.08 18:52

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