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2009.01.07 18:31 |  医療制度 / 行政  |  その他(医療関連)  |  社会・歴史  |  おかだ  | 推薦数 : 3

 厨房への口出し

 忙しく仕事をしている厨房へ部外者が顔を出して「包丁の持ち方は手首を固定して……」とか「味付けはもうちょっときりりと」などと口を出したら、現場では歓迎されるでしょうか?
 その部外者が腕の良いプロで、その厨房の改革をするために呼ばれたのだったら、歓迎されるかもしれません(されないかもしれません)。だけど、それがずぶの素人だったら?
 その人が経営者の跡継ぎかなにかで、現場が面と向かって逆らえない立場なのだったら、黙ってご高説を承っているシェフの腹の中にはこんなセリフが渦巻くでしょう。「帳簿だけ見ていて市場の人間関係も包丁の研ぎ方も皿がどこにしまってあるかも知らないくせに。魚一匹おろしたこともないくせに。お客の体調やその日の気温湿度を考えて味付けを微調整していることも知らないくせに。机上の空論と虎の威を借りてえらそうなことばかり言うのだったら、お前が料理を実際に作ってお客さんを喜ばせてみせろ」と。

 医療の世界でも似たことがあるような気がします。現場の人間の腹の中でこんなセリフが渦巻いていたりして。「えらそうに大所高所から医療のやり方をこうしろああしろと言うんだったら、実際にお前が働いてみせろ。医療は“治してなんぼ”だ」と。

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本当に口を出して欲しい人間は過酷な労働環境なのでそんなことをしている暇もないし、だいたいご当人自身がそんなこと人にされるのが嫌だからふつう人にもしませんよねえ。

したがってそういう口出しをする人は素人か、医師でもよほど暇のある、会議にでも出ないと仕事のない恵まれたおえらい人か。
written by Paul Carpenter / 2009.01.07 19:07

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